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voice~サッカーJリーグサポーターが感じていること~

Jリーグサポーターにインタビューする企画の第3回目。今回はJリーグ開幕時からサッカーを見ており、現在は北海道コンサドーレ札幌を応援しているサポーターに話を伺った。

 

 

Q.サッカーに興味を持ったきっかけは?

Jリーグが創設された当時からだったので、もうほんとに初期の初期、カズさんとか本当に活躍してた時から。今はコンサーレのサポーターだが、その前は浦和レッズのサポーターだった。レッズは長くて、コンサドーレはファンクラブに入って今年で2シーズン目。

 

昔はテレビつけたらセレモニー含めサッカーをやっていたので、それで興味持ったっていう感じ。開幕した時を見て、なんか面白そうって思った。当時は学生だった。

Q.浦和レッズを見るきっかけは?

ほとんど覚えてないが、誰が好きってわけではなかった。当時のチームの雰囲気がすごく良くてそれではまっていったと思う。 応援はしていたがテレビでの観戦がほとんど。

 

だんだん年を重ねるごとに、一部のサポーターさんの人数がすごく大きくなって、浦和のファンなんですって言うと、マイナスの反応をされたりとかっていうのが、しょっちゅうあって、嫌な思いはちょっとしていた。

 

Q.それでもレッズを長く見続けていたが?

そうですね。だから浦和時代のミシャ政権までは全部知っている。その中でコンサドーレを応援しようってなったのが、水曜どうでしょうの鈴井さんの影響っていうのもあるが、元々札幌もすごくいいチームだなっていうのは、ずっと思っていた。 

Q.コンサドーレを応援して最初の印象は?

浦和とは本当になんか違うエネルギーを感じた。浦和はサポーター自体、 攻撃的なんだけれども、コンサドーレに関しては攻撃的っていうか、周りの調和に合わせる感じがあった。1番印象的だったのは、2019年のルヴァンカップ決勝。すごい印象強くって、 埼スタにあんだけ人がよう来たなっていう、もう、びっくりした。

 

あの景色はもう、いまだにすごいなって思うし、あれはやっぱり浦和で味わえない何かがあるのかなと思って。そこからより深くコンサドーレを見るようになった。

Q.現状に対する評価は?

先週の京都サンガ戦が1番わかりやすいと思うが、全然だめだった。浦和でのミシャ政権の最後の年の状態であると感じた。今いるメンバーでやらなければいけない、 補強したくても財政上難しい。だからレンタル移籍でやりくりしなければならない。

 

京都戦の時に最後ミシャが座った。ベンチに座ったっていうのが、あの時代ではなかったように、 座ったっていうこと自体も、今の札幌の難しい状況を物語っていると思う。

 

小林祐希のX(旧Twitter)でも、今の現状があの京都戦の状態であると。それは言い訳するつもりもない、ただ勝ちを諦めたわけではないと。

 

大分トリニータから高木選手が加わった。元々おそらく高木選手は、来季に移籍する予定だった選手だと思う。菅野選手が怪我、ク・ソンユンは京都に行ってしまった。残ってるゴールキーパーって言ったら、大谷さんとか、松原くんとかしかいない。

 

即戦力でってなったら、もう高木選手を取るしかなかった。これはゴシップ情報だが、5年ぐらい前からミシャ監督の方から、高木選手に声をかけられてたみたい。足元がうまいゴールキーパーっていうのは、なかなかいないので、その点ではミシャサッカーに適応できるゴールキーパーではあるのかなって思う。

 

Q.前半戦は良いように見えたが?

金子選手があのタイミングで移籍をしなければ、多分良い調子を持続してたのかとは思う。金子君にパスを集めていた感じだったが、抜けてからそのシワ寄せが寄ってきて。本当にワンパターン化しちゃってるから、相手チームからしたら戦略を練りやすい。

 

あとホームの試合が、今月1試合のみしかなくって、夏場でどうしても運動量が落ちてしまう。私は札幌にいますけど、札幌も暑いとはいえ内地の暑さとは全然違うので、スタミナがやっぱり全然違うかなっては思っている。

 

Q.クラブの今後に期待することは?

残り10試合プラス、ルヴァンカップを入れてミシャサッカーが上向くのか、下を向くのかで去就が決まる可能性はあるのかなとは思う。大体6年単位で確か辞めてるので、うちも6年目なんで今が本当に正念場だと思う。

 

あとは万年赤字なのでフロント、特に強化部の方で、ほいほいレンタルしていくところがあるので、先を見据えた上で、移籍させるのかさせないのかっていうのは、決めるべきなのかなとは思っている。

 

あとがき

インタビュー後もJリーグの様々な問題について話を聞かせてもらった。Jリーグの30年をすべて知っているからこそ、語れることが多くあるのだと感じた。その中でも印象的な言葉があった。

 

「試合中は熱くなっても構わないが、試合が終わればノーサイド。これは私が大事にしていることです。」

 

Jリーグや日本サッカー界が歩んできた30年の道を、台無しにしてはいけないと感じた言葉だった。

 

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