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<マッチレビュー>J1第34節名古屋グランパスvs柏レイソル 2023年12月3日

12/3(日)にJ1の名古屋グランパスvs柏レイソルの試合が、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催された。キックオフが遅れた一戦は、レイソルが先制したものの終盤にPKを決められ1-1で終えた。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

名古屋グランパス

GK  23 三井

DF 4 中谷

DF 17 森下 (←20久保、65分)

MF 21 ターレス(←34内田、77分)

MF 35 山田陸(←6米本、77分)

FW 25 前田(←7和泉、85分)

FW 42 貴田 (←11永井、65分)

 

サブ

柏レイソル

GK 21 佐々木

DF 2 三丸(←16片山、85分)

DF 34 土屋(←6椎橋、80分)

DF 50 立田(←10サヴィオ、80分)

MF 14 小屋松(←36山田雄、46分)

FW 9 武藤

FW 45 山本(←11山田康、74分) 

 

ホームのグランパスは3-4-2-1のシステム。前線にはユンカー、永井、森島を揃えた。古巣対決の中谷はベンチスタートとなった。

 

アウェイの柏レイソルはベストメンバーを揃え、出場停止の高嶺の代役として仙頭をボランチで起用。ベンチには武藤、小屋松らが控え、戸嶋はメンバー外となった。

 

内容

立ち上がりから激しい攻防となる。まず3分にはレイソルの山田康がシュートもブロックされる。5分にはグランパスのユンカーが強烈なシュートもGK松本がセーブ。21分にはCKからジエゴがヘディングシュート。その後グランパスが徐々にペースをつかみ、36分には森島からユンカーが合わせる。40分には永井がGKと1vs1を決めるも、VARの結果オフサイドでゴール取り消しに。一方45分にはレイソルのCKから犬飼がチャンスを迎えるが決めきれない。前半は0-0で終了する。

 

レイソルは後半頭から小屋松を投入も膠着状態が続く。それでも71分についに均衡が破れる。カウンターから山田康、小屋松とつなぎ左サイドのサヴィオにスルーパス。サヴィオは左足で逆サイドネットを揺らし、レイソルが1-0とする。その後グランパスが攻撃を強めると、アディショナルタイムに入った95分、ペナルティーエリア内でジエゴがハンド。オンフィールドレビューの結果、ジエゴは一発退場になり、PKをユンカーが決めた。そのまま試合は1-1で終了した。

 

スタッツ

基本スタッツ

お互い2桁のシュート数を記録し、枠内シュート数もほぼ互角と拮抗した内容と見て取れる。前半はレイソルが優位に進めたが、やはり終盤にかけてグランパスが押し込む展開であった。ポゼッション率ではややグランパスが上回ったが、日立台での対戦のようにはならなかったのは、チームが成熟した証だ。

キーモーメント

95分のPKでの失点シーン。5バックで逃げ切りを図ったものの、不慣れな右SBを務めた三丸がかわされ、クロスを上げられる。ファーサイドの前田がヘディングシュート、これがジエゴの手に当たり、VARの結果PKを取られてしまった。試合の締め方に問題があるのは、今シーズン通してである。

 

最近は三丸が右SBをやる機会が増えたが、果たしてこの起用方法は今まで当たったのだろうか。古賀や土屋を右にするアイディアもあったはずだが、井原監督の優先事項は異なった。天皇杯決勝で同じシチュエーションだったら、どのようにするのかを明確にしなければならない。

 

J1残留を決めたが・・・

横浜FCが敗れたことにより、レイソルのJ1残留が確定した。2023シーズンのJ1は苦しい時期が続き、結局最終節まで残留争いに巻き込まれてしまった。もちろん降格を免れたことは良いことだが、この試合もシーズンを象徴するような結果となった。

 

内容的にはレイソルが上回り、先制にも成功したが後半アディショナルタイムにPKで失点。この光景は今に始まったことではなく、ずっと続いている問題である。天皇杯決勝に向けて、勢いをつけることはできなかった。

 

だが国立での大一番は何があるかわからない。難敵フロンターレ相手でもゴールを奪い、そして2012シーズン以来の天皇杯を掲げたい。

 

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