7/1(土)に、J1のFC東京vs柏レイソルの試合が、味の素スタジアムで開催される。監督が交代したチームどうしの戦いは、今後の順位を大きく左右するだろう。ここでは対戦相手のFC東京について分析する。
前半戦の戦い
アルベル体制2年目の今シーズンはその攻撃的サッカーに磨きをかけて、タイトル獲得を目指すシーズンとなるはずだった。序盤戦こそ勝ち点を積み上げたものの、徐々にチームが停滞し、第17節のガンバ戦後に監督退任を発表した。
4-3-3や4-2-3-1をベースに戦い、主力に定着した松木だけでなく、俵積田など若い選手にもチャンスを与えた。またポゼッションスタイルだけでなく時には素早いカウンターでゴールを奪うなど、戦術の幅がより広がった印象だった。
しかし5月からは1勝しか挙げられず苦しい状況であった。それでも残留争いに巻き込まれる順位ではなかったため、監督交代となったことは世間を驚かせた。
直近の試合
クラモフスキー新監督のもと再スタートを切ったグランパス戦では、2-0の勝利を収め幸先の良い出だしとなった。
この試合では小泉を右SB、渡邊をトップ下、俵積田を左ウイングなどいくつかの変更を行い挑んだ。すると渡邊のパスを受けたオリヴェイラが反転し先制ゴールを決めると、堅守のグランパスに対しゲームをコントロールする。80分にもクロスからオリヴェイラが2点目を決め、内容と結果ともに素晴らしい出来であった。
特に元レイソルのベテランは切れ味が鋭く、この試合では何度もゴールに迫った。独特なリズムで相手をかわすFWを、レイソルのディフェンダーは封じ込められるか。
走力で相手を上回れるか
FC東京のスタメンはどの選手も走れるプレイヤーだ。特に中盤の3人は常にプレッシャーをかけてくるため、不用意なロストは命取りになる。
レイソルは前節、前後半でまったく違う顔を見せた。試合後のコメントを見ると、前半は自分たちの意図したものではなかったようだ。となればこのFC東京戦ではどのような守備を行うのか注目したい。
監督交代後、リーグ戦で未だ勝ちがないレイソルと、早くも勝利したFC東京。対照的な結果となった両者の戦いとなるが、レイソルは何としても勝利したいところだ。
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