10min+

このコンテンツでは、柏レイソルを中心に国内・海外サッカーの話題や、千葉県柏市の話題を取り上げる。

MENU

U-17日本代表がアジア連覇!そして世界、A代表へ

7/2(日)にU-17アジアカップ決勝の、日本vs韓国が行われた。雨の中難しいピッチコンデションだったが、勝負強さを見せた若き日本代表が3-0で勝利し、優勝を成し遂げた。また前回大会に続き連覇達成となり、これは大会史上初の偉業となった。ここではU-17日本代表の今大会を総括する。

 

 

因縁の相手にも躍動した

日韓戦となった決勝戦は、互いにインテンシティの高い攻防となった。前半は韓国がボールを握る展開。一進一退の攻防の中、前半終了間際に韓国DFが2枚目のイエローを受け退場となった。そしてそのファールで獲得したFKを名和田我空が見事に決めて、1-0で前半を折り返す。

 

後半立ち上がりからは日本が攻め立てる。49分にはストライカー道脇豊に決定機も決めきれず。それでも途中投入の選手が2点目を演出した。66分に佐藤龍之介の縦パスを受けた、途中出場の望月耕平が見事なターン。そしてスルーパスに反応した名和田が2点目を決めた。96分には佐藤の華麗なスルーパスから道脇がダメ押し弾。3-0で韓国に完勝した。

韓国戦のスタメン

大会を通じて圧倒した

この大会は決して簡単なものではないが、今の日本代表は相手を圧倒し続けた。初戦のウズベキスタン戦以外は全て3ゴール以上決めており、韓国戦以外は前半の早い時間帯に先制点を挙げている。

 

守備時は4-4-2、攻撃時になると3-4-2-1になる可変システムを採用した。攻撃時はコンビネーションと個人技を活かした一方で、守備時は即時奪還、球際の激しさを前面に出した現代的なサッカーを披露した。

 

勝戦で2ゴールの名和田は得点王と大会MVPにも輝いた。それ以外にも個人で活躍した選手が多くおり、CB本多康太郎は対人の強さを見せ、キャプテンの小杉啓太は常にチームを鼓舞した。ダブルボランチも攻守にハードワークし相手に自由を与えなかった。決勝でベンチスタートだった選手も大会を通じて成長し、選手層のある素晴らしいチームとなった。

 

A代表の底上げなるか

2019年大会も優勝を果たし、U-17ブラジルワールドカップではベスト16であった。レイソル関連の選手ではGK佐々木と、現在は筑波大学所属の田村がこのワールドカップに召集されていた。そして3月にA代表に選出された半田もそのうちの一人だ。

 

つまり4年後にはまたこの中からA代表に選出される可能性はある。この世代に限って言えばアジアでは最高峰のレベルであるがゆえに、その後彼らをどのように伸ばすかが日本サッカー界の課題と言える。

 

名和田を筆頭に躍動した若きサムライブルーが、U-17ワールドカップ含めどのように成長していくかに注目したい。

 

ポートフォリオページはこちら

gotohitachidai8.my.canva.site