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なでしこジャパンがW杯3連勝!1位で決勝トーナメントへ

サッカー女子ワールドカップがオーストラリアとニュージーランドで開催されており、日本はグループリーグ3戦を全勝で切り抜け、グループ1位で決勝トーナメント進出を決めた。ここでは3戦目のスペイン戦を中心に、グループリーグの戦いをまとめていく。

 

強豪スペインに圧勝

ザンビアコスタリカと2連勝し決勝トーナメント進出を決めた状況で、格上のスペインと対戦した。なでしこジャパンはスタメンをコスタリカ戦から複数名変更した。3-4-2-1のシステムでキャプテンの熊谷を中央に、右CB高橋が初スタメンとなった。ボランチは長野と林のコンビ。最前線にはWEリーグの得点王である植木が入った。

vsスペイン スタメン

 

 

立ち上がりからスペインがボールを圧倒的に支配する展開。それでも先制したのは、なでしこジャパン。12分に左WBの遠藤から中央の宮澤へ。完璧なコントロールからゴールへ流し込んだ。29分は中盤で奪いカウンターを発動。植木がシュートを放つと相手DFに当たりながらもゴールを決めた。2-0となったことでスペインは果敢に攻め立てる。それでも日本は5-4-1のブロックを敷き効果的にカウンターを繰り出す。40分にもカウンターで植木から猛スプリントした宮澤へ。そのままシュートを放ち、前半で3-0とした。

 

後半立ち上がりからも試合の構図は変わらず。UEFA女子チャンピオンズリーグで優勝した、バルセロナのプレイヤーを中心にスペインは攻めるが、日本はGK山下を中心に守る。日本は交代でマンチェスターシティ所属の長谷川、経験豊富な田中などを投入し、運動量を維持しながら守備を行う。そして82分、素早いスローインから田中がドリブルでペナルティーエリアに侵入。フェイントから左足でシュートを決めた。試合はこのまま4-0で終了し、なでしこジャパンが勝利を収めた。

 

改善された決定力

2023年に入ってからの海外遠征では、良い内容だったものの決定力に欠き負けてしまう試合が多かった。しかしワールドカップ直前の国内合宿も含め、準備期間で攻撃陣はシュート精度を上げてきた。

 

その結果グループリーグでは11ゴールを奪うゴールラッシュを見せた。ザンビアコスタリカとは実力差が明らかにあったものの、ヨーロッパの強豪であるスペインからも大量得点を奪えたことは、なでしこジャパンに大きな自信を与える。

 

エースストライカーの田中や植木だけでなく、宮澤、藤野といった若い選手にもゴールが生まれたことでチーム全体が活性化し、好循環が生まれている。

 

頂点へ着実に歩みを進める

1位突破を決めたことにより、なでしこジャパンは理想的な状況で大会を戦うことができる。ノルウェーとの決勝トーナメント初戦も、勢いをもって戦うだろう。

 

男子同様にヨーロッパのトップレベルで戦う選手が増えた。個のレベルが格段に向上している中で、大会前は多少なりとも不安はあったが、蓋を開けてみればそれらを一掃した。

 

彼女たちの実力は間違いなくトップレベルにあることを示した。2011年に手にした優勝トロフィーを奪還する条件はそろったはず。なでしこジャパンのワールドカップ制覇を大いに期待したい。

 

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