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オフサイドのルール変更はサッカーに何をもたらすのか

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先日FIFA(国際サッカー連盟)が、オフサイドのルール変更について言及した。ここでは新しいオフサイドルールは、未来のサッカーに何を及ぼすのかを考えていく。

 

 

新ルール

FIFAは2023-24シーズンに向けてスウェーデン、オランダ、イタリアで新たなオフサイドルールの試験運用を開始する予定と報じられている。そして具体的な新しいルールのイメージ図がこちらである。

 

現行ルールであれば上側のシーンであれば、オフサイドの反則となり相手の間接フリーキックとなる。しかし新しいルールでは、オフェンスの選手の体が完全にラインより出ている場合がオフサイドとなる。

 

参考記事

https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=445620

 

ルール変更による影響

これによりDF側が意図的にオフサイドを取ることが難しくなり、オフサイドの回数が全体で減少することが予想される。その結果得点シーンが増加し、よりゴール数が増えることは間違いない。

 

また副審側も近年はVARに任せる傾向にあったものの、より明白にわかるため判断はより正確で適切に行われるだろう。

 

ファンの賛否

この新ルールについて、Twitterでアンケートを実施した。

 

予想通り反対派が大多数となった。理由としては以下が考えられる。

・そもそもルールを変える必要があるのか

・DF側が圧倒的に不利

・ルールを変えすぎることに嫌気がさす

 

2002年日韓ワールドカップを知る人は、トルシエジャパンが「フラット3」という戦術を用いて、オフサイドを積極的に取りに行く光景を目にしている。現代サッカーでそのような戦術を使うチームはほとんどないが、それでもサッカーにおけるオフサイドは重要なルールとの認識を持っているはず。ゆえにここまで大きく変えることには、疑問を抱く人が多い。

 

テクノロジーへの転換点か

名古屋グランパスアーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏らを中心とする、FIFAの委員会は3カ国でのトライアル結果を確認し、正式導入の可否を話し合うようだ。もし導入が決定となれば、それは間違いなくテクノロジーへの転換を意味する。

 

副審の仕事はテクノロジーに取って代わられる可能性が大いにあるのは、VAR導入後明らかである。2022年のカタールワールドカップで解説を務めた本田圭佑は、「副審いらなくないですか?」と率直に発言していた。

 

筆者も今後間違いなくそうなると考えており、将来的には副審はテクノロジーに代わり、主審が2名体制になると予想している。なおフットサルやソサイチでは、2023年現在2名の主審がゲームを裁いている。

 

おそらく2026年の北中米ワールドカップまでには、FIFAが何かしらのアクションを起こすと考えられる。果たして未来のサッカーはどうなるのだろうか。

 

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