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サッカー用語の日英の違いをまとめてみる

サッカーに関わる人は自然と使っているサッカー専用の用語。しかし日本で使われているものは、本場イギリスで使われている用語と異なる場合が多い。そこでここでは、それらについてまとめてみたい。

 

 

サッカーなのかフットボールなのか

まず誰もが知る「サッカー」についてである。

サッカー」の正式名称は「Association Football」(アソシエーション・フットボール)と言います。

アソシエーション・フットボールとは、1863年フットボールのルールを統一したイギリスの協会が名付けた競技名です。

この「Association Football」のAssociationを略した「soc」と人を表す「er」から出来た呼び方が「soccer」(サッカー)。

 

引用

https://spojoba.com/articles/858#

発祥の地イギリスではサッカーではなく昔ながらの「フットボール」が使われる。ではなぜ日本ではサッカーと呼ばれるのか。

 

それは日本に入ってきた英語の多くが、アメリカ英語だからである。1945年の第二次世界大戦後、アメリカのGHQによって日本は多大な影響を受けた。その中で教育で使われる英語に関しては、アメリカ英語に統一された。

 

そしてアメリカでフットボールではなくサッカーと呼ぶようになったのは、自分たちが発祥のアメフトとの区別をつける為である。

 

従ってイギリスでは「フットボール」、アメリカでは「サッカー」。そして日本もアメリカの影響から「サッカー」になった。

 

主な用語の違い

日本で使われているサッカー用語は、イギリスのそれとは異なるものが多い。主な用語を以下に一覧をまとめた。

 

日本:イギリス

サッカー:football(フットボール)

ヘディング:header(ヘッダー)

ボランチ:deffensive half(ディフェンシブハーフ)

ハンド:handball(ハンドボール)

PK : penalty(ペナルティー)

サイドバック:full-back(フルバック)

クリア:away(アウェイ)

ヒールキック:backheel(バックヒール)

 

近年は和製英語を正す傾向にあり、例えばロスタイムは正式に使われなくなって「アディショナルタイム」に統一されている。

 

ファンの好み

この傾向が最近現れている用語がある。それは「インナーラップ」である。サイドバックの選手が、ボールを持っている味方の選手の内側を駆け上がることを指す。

 

イギリス出身の解説者ベン・メイブリーさんは、とある番組でこの言葉は間違っていると指摘していた。イギリスでは「アンダーラップ」と言う。

 

そのため実況を担当する野村明弘さんをはじめ、複数名が呼び方を変えている。このことについて、筆者はTwitterでアンケートを実施した。

 

 

結果としては現在のところインナーラップに親しみがあるため、まだ過半数のファンが好んでいる。一方でどちらでも良いと答えた人は3割を超えたことから、そこまでこだわる必要がないと思うファンも一定数いることが分かった。

 

サッカーを言語から見るのも面白い

筆者はプレミアリーグをよく見るため、日本とイギリスの違いについては自然と興味を持っている。サッカーに留まらず文化的な側面で違いがあるのは面白いと感じている。

 

今後はイタリア、スペイン、ドイツなども比較対象として調べてみたい。そうする事で言語の違いのハードルを下げ、見えていなかったことが見えてくる可能性があると考えている。

 

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