6/1(木)に、柏レイソルは中京大学の桒田大誠(くわたたいせい)の、2025シーズン加入内定を発表した。拓殖大学の関根大輝に続き、早くも2人目の早期加入内定となった。ここでは桒田大誠についてまとめる。
経歴
千葉県の木更津出身の桒田は、暁星国際中学で全国中学校サッカー大会準優勝を経験。そのまま暁星国際高校に進学した。高校時代は千葉県の厚い壁に阻まれ、全国出場を果たすことは出来なかったが、校名変更後初のベスト4に貢献。U-16の千葉県トレセンのメンバーに選ばれていた。
大学は愛知県の中京大学に進学。1年生からトップチームのメンバーに入り、今年のデンソーチャレンジカップにはU-20大学選抜のメンバーとして参戦し、大会のベスト11にも選ばれた。
参考記事
【JUFA】大会ベストイレブン 決定|第37回デンソーカップチャレンジサッカー茨城大会|一般財団法人全日本大学サッカー連盟のプレスリリース
プレースタイル
185cmの長身センターバックである。守備範囲が広く、空中戦では強さを見せるプレイヤーだ。またスピードも兼ね備えており、サイドに流れて1vs1の局面になっても相手の侵入を阻止できる。
またコミュニケーション能力も優れており、後方から積極的な声掛けでチームをコントロールすることも魅力の一つだ。
参考記事
[MOM858]U-20全日本選抜DF桒田大誠(中京大2年)_東海リーグから唯一U-20選抜入り「負けていないぞという気持ちで」 | ゲキサカ
異例の青田買いの理由
レイソルは関根に続き2人も大学生の獲得を発表した。それも4年生ではなく3年生である。レイソルはアカデミーからの獲得を基本路線としているため、2023シーズンに見せる青田買いは異例と言える。
理由はいくつかあるだろうが、まず現トップチームのDFラインの層が薄いことが挙げられる。2023シーズン序盤で登録されたメンバーのうち、本職のセンターバックは立田と田中のみ。古賀はセンターバックは出来るが、サイドバックの経験の方が多い。土屋はボランチが本職のプレイヤーだ。そのためフリーだったブエノを獲得したが、昨日6か月の長期離脱が発表された。センターバックの補強は急務だったのだ。
またレイソルユースの人材難も理由の一つ。3年生は全員で10人しか残っておらず、2年生のメンバーがDFラインを主に務めている。彼らの成長には期待したいが、現時点でトップチームに加わるほどのインパクトを残せていない。
そして近年の争奪戦の傾向。昔と比べて早期にオファーを出し獲得に至る傾向が強まっている。時には高校2年生でも内定を発表することが起こっており、有望選手に対する各クラブの争奪戦に拍車をかけている。
以上のことから、桒田の早期加入内定が発表されたのだろう。千葉県出身の桒田にとっては地元に帰ってきた気分のはず。関根とともに今後のレイソルを担う選手になることを願っている。
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