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ドイツ相手に4点快勝!日本代表で出色だったのはこの男

日本時間の9/10(日)早朝に、国際親善試合の日本vsドイツが行われた。結果は4-1で大国ドイツを日本が粉砕し、カタールワールドカップでの勝利が偶然でないことを証明してみせた。この試合についてまとめる。

 

 

 

前後半で戦い方を変更

両チームのスタメンはこちら。

アウェイの日本はGKに大迫を抜擢。センターバックは冨安と板倉のコンビ、右ウイングに伊東、左に三笘、最前線は上田が入った。ホームで負けられないドイツもベストメンバーで挑む。右SBにはキミッヒを起用し、ヴィルツをトップ下、右ウイングにサネ、左にニャブリ、最前線にハヴァーツを配置した。

 

前半立ち上がりはハイプレスを仕掛ける日本。すると11分に先制点を奪う。冨安のカットから鎌田、菅原とつないでクロス。伊東がニアで合わせてゴールを決めた。17分には伊東が裏抜けしシュートもオフサイド。流れは日本だったがドイツもすぐ同点弾を奪う。19分にヴィルツが飛び出し最後はサネが決めた。これでドイツが勢いづくと思われたが、22分に日本が追加点を奪う。冨安が伊東へロングパス、またも鎌田、菅原へと繋がりクロス。伊東が触った後上田が押し込んだ。30分にはドイツのヴィルツがシュートも決めきれない。40分には日本に決定機。相手のミスから上田がGKと1vs1に。しかしテア・シュテーゲンに阻まれてしまう。44分にはドイツに決定機。カウンターからサネがドリブルでゴールへ迫る。しかし冨安がブロックし危機を凌いだ。前半は2-1で日本がリードする。

 

後半から日本はシステムを5-4-1に変更。三笘を左ウイングバックに配置し、サネを抑えにかかる。立ち上がりの48分は伊東のカットから、鎌田と守田にシュートチャンスが訪れたが決めきれない。54分には鎌田、57分には三笘がシュートを放つ。自陣で引いて守る日本に対し、ドイツはなかなかシュートチャンスを作れない。

後半戦の構図

70分には途中出場の浅野が裏抜けし決定機。しかしこれもテア・シュテーゲンに防がれてしまう。74分に久保と田中を投入した日本は、この2人がゴールに絡む。まず90分に久保が高い位置でボールを奪いGKと1vs1に。駆け上がってきた浅野にパスして3-1とした。直後にも久保が右サイドからクロスを上げると、田中がヘディングシュートを決めてゲームセット。4-1で強豪ドイツを粉砕した。

 

冨安が圧巻のパフォーマンス

攻撃陣が躍動した日本だが、センターバックに入った冨安健洋は圧巻のパフォーマンスを見せた。攻撃面では前半の2点の起点となる正確なロングパスを配給した。ディフェンス面では個の力で相手の攻撃をことごとく塞き止め、脅威だったサネに対してはスピードとフィジカルで完璧に対応して見せた。44分と71分はその該当シーンである。

 

所属チームのアーセナルでは主にサイドバックを担当するが、日本代表においてはセンターバックとして活躍する。板倉と共に高いアスリート能力を持っているため、高いラインを設定することができる。また左足でのロングパスも正確で、2点目のシーンでは伊東へ素晴らしいパスを配給していた。もはやワールドクラスと言えるクオリティーを持つ冨安抜きでは、この勝利を手にすることはなかっただろう。

 

世界のトップ10を目指せる

昨年の同じ時期では予想していなかった快進撃が、ここ1年で起こっている。カタールワールドカップ前は不安しかなかった日本代表だったが、本大会でドイツとスペインを撃破。ベスト16で敗退したがクロアチアとも同等に渡り合い、チーム解散後はヨーロッパ各国で日本人最多得点を続々と更新した。そして強豪チームで自信を手に入れた選手たちが再集結し、今回はリベンジを目指したドイツを倒した。

 

次のワールドカップでは優勝を目指すと公言し、ヨーロッパで旋風を巻き起こしている日本人プレイヤーはもう世界トップクラスの域に踏み入れようとしている。前述した冨安だけでなく、三笘や伊東、久保といった攻撃陣も目に見える結果を継続して残しており、歴代最高の代表チームと言える。

 

素晴らしいパフォーマンスを見せつけた選手たちはどこまで上り詰めるだろうか。この勢いなら世界のトップ10に入るのも現実味を帯びてくる。今後の活躍ぶりも楽しみでならない。

 

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