5/3(水)に行われた、J2栃木SCvsツエーゲン金沢の試合で、柏レイソルからレンタル中の山田雄士がプロ初ゴールを決めた。ここ最近はスタメン出場が続き、結果を残した山田について掘り下げることにする。
ついにプロ初ゴール
ホームでのツエーゲン戦にスタメン出場を果たした山田は、3-4-2-1のシャドーに入った。ゴールシーンは左サイドからのクロスに飛び込んだ形だった。柏レイソルの大先輩、矢野貴章とともに攻撃を引っ張った山田は、その後もテクニックで相手を翻弄し続け、4-0の大勝に大きく貢献した。
【5/3金沢戦】
— 栃木SC|Tochigi SC (@tochigisc) 2023年5月3日
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PICK UP🎥
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5分 #山田雄士 選手のゴールシーン⚽️🔥
プロ初ゴール😊👏
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攻撃意識が向上
山田の武器は足元の技術とパス、そして献身的な守備である。レイソルユース出身の彼は当時10番を背負い、小柄ながらも中盤で存在感を示していた。しかしレイソルではなかなか出番に恵まれず、2023シーズンは大型補強も影響しレンタル移籍を決意。
序盤戦はなかなかポジションを掴めなかったが、徐々に信頼を得ると、モンテディオ山形戦でアシストを記録。カウンターの場面で相手をかわし、決定的なスルーパスを供給した。その後もスタメン出場を続けると、第13節にして移籍後初ゴールを記録した。
レイソルではなかなかゴール前で仕事をさせてもらえなかったが、栃木SCではシャドーのポジションで積極的にゴール前へ侵入している。そしてシュートへの意欲も向上しており、第12節までに7試合に出場しシュート数は10。2022シーズンは9試合で8だったことから、明らかに攻撃意識が高まっている。
データの出所 Football LABホームページ
https://www.football-lab.jp/player/1620802/
経験を積みレイソルで輝けるか
ネルシーニョ監督はトップ昇格した2020シーズン以降、山田のことを高く評価している。出場機会がほとんどないにもかかわらず、レンタルに簡単に出さなかったのも期待の表れである。そして2022シーズンはレイソルで開幕スタメンに抜擢された。
しかしまだJ1で活躍するのにはまだ早かった。2022シーズンも期待されながらも1桁出場にとどまった。そして中盤に強力なライバルが加入したことから、環境を変えるに至った。
だがレンタルで結果を残し、レイソルで主軸へと昇り詰めることは可能だ。かつては中村航輔と古賀太陽、上島拓巳が、アビスパ福岡でレンタルを経験し、その後レギュラーになった。山田も栃木SCで結果を残せば、レイソルでの活躍のチャンスはある。ユースで背負った10番を、トップチームでも背負う時が来るはずだ。