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2024柏レイソルの全選手を採点してみる

2024シーズンは開幕してからおおよそ半分のところに差し掛かった。柏レイソルはここまでJ1リーグ戦17試合で勝点22の12位、ルヴァンカップではプレーオフラウンドに勝ち上がり、悲惨だった2023シーズンと比べれば良い結果で来ている。ここではレイソルの全選手の採点をつけてみたい。

選手採点

採点はすべて10点満点である。

GK

ピックアップ

松本健太

今シーズンは開幕からスタメン出場を果たし、幾度となくチームを救ってきた。井原監督から信頼を勝ち取ったものの、川崎フロンターレ戦で脳震とうによる負傷離脱を余儀なくされることに。復帰まで見守りたい。

DF

ピックアップ

犬飼智也

浦和レッズから完全移籍で加入したセンターバックは、開幕からDFリーダーとして君臨。ボール保持の場面では攻撃の起点になることも見られる。FC東京戦では約35mのロングシュートを決めてみせた。アビスパ福岡戦で負傷交代し、肉離れによりしばらくは戦線離脱となることが決定した。

 

・関根大輝

大学4年生ながらプロ契約を果たした右サイドバックは、ちばぎんカップでスタメンに抜擢されると好パフォーマンスでレギュラーに駆け上がった。対人能力の高さとクロスの質、足元の技術と総合力が高くU-23日本代表でもアジアカップ優勝に大きく貢献した。先輩の酒井宏樹のように世界へ羽ばたける逸材である。

 

・野田裕喜

J2のモンテディオ山形からステップアップした挑戦者は、カップ戦で存在感を発揮。ビルドアップ時には果敢に縦パスを入れ、守備時は長身FWでさえも抑え込む空中戦の強さを見せる。ルヴァンカップアビスパ福岡戦ではCKから劇的な勝ち越し弾を決めヒーローになった。犬飼の代役としてスタメン抜擢されてもおかしくはない。

MF

ピックアップ

・白井永地

10年ぶりに古巣へ帰還したダイナモは、J1初挑戦にも関わらず安定したプレーを披露。移籍した椎橋の穴を感じさせない存在感を発揮し、すでにサポーターからも信頼が厚い。正確なキックと気の利いた守備で攻守にハードワークする。またミドルシュートで得点に絡むこともあり、ゴールという結果が付いてくれば更に飛躍することだろう。

 

・島村拓弥

小柄な左利きドリブラーレイソルの新たな武器として存在感を発揮。3ゴール3アシストと結果を残している。狭いエリアでもするする抜けていくことから、マンチェスターシティのベルナルド・シウヴァと比較される。決定機をさらに決めることができれば、誰も手を付けられないプレイヤーへと変貌するだろう。

 

・熊澤和希

大卒2年目となった今シーズン、序盤は大卒ルーキーの熊坂に遅れを取ったが徐々に序列を逆転した。北海道コンサドーレ札幌戦ではJ1初スタメンを飾り、テンポの良いパス交換でレイソルの攻撃を組み立てた。今後はアシストやゴールという結果を残せるか注目したい。

FW

ピックアップ

・細谷真大

レイソルのエースはわずか1ゴールと大ブレーキ。A代表招集から過密日程をこなすうえでコンディションは上がりきらず。それでもU-23日本代表のアジアカップで結果を残すと、湘南ベルマーレ戦で劇的な勝ち越し弾。ここからゴールを量産できるか。

 

木下康介

京都サンガFCから加入した長身FWは6ゴールの大活躍。途中出場が多いながらも、クロスに合わせる技術が素晴らしく、レイソルの得点王となっている。また献身的な守備やポストプレーも安定しており、サポーターからの期待は高まるばかりである。

 

・山本桜大

昨シーズンに続き開幕時から出場機会を得たものの、なかなか結果が残せていない状況。途中出場でアクセントとなるまでには至らず、J1の相手DFにはまだ壁が高いか。細谷の後釜として期待されるだけに、今夏のレンタルでの武者修行も選択肢として考えられる。

夏の補強ポイント

サイドバックは安定感のあるプレイヤーを補強したほうが良さそうである。ジエゴは徐々に安定感が低下し横浜F・マリノス戦では好き放題やられてしまった。三丸のコンディションは上がってきてはいるが、まだ難しいところが見受けられる。イングランドでプレーする中山雄太がフリーとなったため、獲得に乗り出すのもありだろう。

 

またFWでは引き続き、細谷の後釜問題を考える必要がある。代表活動で離脱する期間は増え、パリオリンピック後に海外クラブへ移籍してもおかしくはない。フロートや山本に期待をしたいが、現状はレンタルなどで即戦力候補を獲得するのが賢明と思われる。

ここから輝くのは誰か

タイトな過密日程が1ヶ月も続き、総力戦となっているレイソル。負傷者が今後発生することを考えると、控え組のコンディションがチーム全体のパフォーマンスに影響を与える。

 

またレンタル組では落合陸と田中隼人が好パフォーマンスを続けており、昨シーズンの山田の例のように早々にレンタル復帰させるプランも考えられる。夏に差し掛かる時期にレイソルが上位進出できるか。サブ組の奮起に期待をしたい。

 

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