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柏レイソル2023シーズンの全選手を採点してみる

柏レイソルの2023シーズン全日程が終了した。この一年で期待を上回った選手、期待外れだった選手など様々いることだろう。ここでは2023シーズンを終えて、柏レイソルの全選手の評価と採点を行っていきたい。

選手採点

GK



ピックアップ

松本健太

J1第7節の鹿島アントラーズ戦でいきなりスタメンに抜擢されると、その後スタメンの座を確保した。ビッグセーブを見せることに加え、正確なロングキックで攻撃の起点にもなれる現代的なGKだ。天皇杯決勝ではPK戦含め、驚異的なストップを見せたことから、今後さらに化ける可能性を秘めている。

 

DF



ピックアップ

古賀太

新チームのキャプテンとして苦しいチームをけん引。4バックのCBでも安定したパフォーマンスを見せ、J1は出場停止となった一試合を除いた33試合にフル出場。気迫のこもったスライディングを見せるシーンもあり、このチームに欠かせないプレイヤーであることを自ら証明した。

 

・土屋巧

2023シーズン飛躍した若手プレイヤーのひとり。本職はボランチでありながらも、2023シーズンはDFラインを任される。J1第5節で3CBの中央でスタメンに抜擢されると、果敢なバトルを挑みチームを後方から支えた。その後ケガもあったため波はあったが、終盤戦でもスタメン起用され天皇杯決勝では右SBを務めた。今後の成長次第では一気にスタメン定着もありうる。

 

犬飼智也

浦和レッズからレンタルで加入すると、即スタメンの座を確保。経験豊富なディフェンス対応とリーダーシップで崩壊していた守備を立て直した。サンフレッチェ広島戦で見せたゴールカバーはその経験からくる見事なプレーであった。来シーズンもレイソルに残留してくれることを願っている。

 

MF



ピックアップ

マテウス・サヴィオ

MVP級の活躍を見せた10番は、攻守においてハードワークを貫きチームの攻撃の柱となった。前半戦は苦しんだ印象だったが、後半戦は左サイドにポジションを移したことで素晴らしいパフォーマンスを披露。キャプテンマークも巻いたことでレイソルの伝説へとなりうるプレイヤーである。

 

・高嶺朋樹

ネルシーニョ前監督のときはスタメンの回数は思ったより伸びなかった。しかし監督交代後はスタメンの座を手に入れ、攻守の要としてチームをけん引。特に左足から繰り出される正確かつ早いミドルパスはチームに不可欠な要素だ。天皇杯準決勝では豪快なミドルシュート日立台初ゴールを記録。日本代表入りへ更なる飛躍を続ける。

 

山田康太

開幕時から4-3-3のインサイドハーフでスタメン出場していたが、その後システムの変更により出場機会を減らしてしまった。それでも8月からトップ下でスタメン起用され、前線からの守備のスイッチ役となった。持ち前のテクニックはチームの中で群を抜くものがあり、来シーズンはゴールを決められる存在になれるか楽しみである。

FW



ピックアップ

・細谷真大

レイソルのエースとして大爆発。2023シーズンは公式戦17ゴールを記録し、A代表でもゴールを決めて見せた。フィジカルとスピードはJリーグの中でもトップクラスで、特に第11節ベルマーレ戦で見せたゴールは細谷の魅力が存分に発揮された。苦しいレイソルを救う存在として宣言通りの活躍ぶりに、海外クラブも黙ってはいないはずだ。

 

・フロート

ヨーロッパからやってきたFWは苦しんだ印象だ。ルヴァンカップアビスパ戦では2ゴール、リーグ戦のマリノス戦ではヘディングシュートを決めた。しかし夏場以降は出番を減らし、最終的にはメンバー外となる試合が多くなった。不完全燃焼のシーズンとなってしまったが、来シーズンはフィットするだろうか。

 

・山本桜大

ルーキーながら開幕時から出場機会を得たドリブラー天皇杯2回戦では得意のドリブルからPKを獲得、プロ初ゴールを手にした。ケガで離脱した時期もあったが、若手プレイヤーの中でもチャンスを得た。強心臓の19歳は、来シーズン以降も試合に絡んでスタメンを狙っていきたいところだ。

 

オフの補強ポイント

まずサイドバックについては補強が必要だろう。片山、ジエゴがファーストチョイスであるが、不在時はクオリティが落ちてしまうことを否めない。彼らと競争できる選手が必要だ。またドリブラーについては引き続き必要だと考える。後半戦は小屋松がゲームチェンジャーの役割を担ったが、ゴールに絡む回数が物足りなかった。ファルザン、山本にも期待したいが、経験のある選手を連れてくる必要はありそうだ。

 

そしてFWについては、細谷の海外移籍に備えて最低1人の即戦力が必要だろう。徳島ヴォルティスへレンタルした森海渡は戻ってくるだろうが、それでもベテラン組の去就が不透明なことから大金をはたいてでも補強すべきポジションとなるはずだ。

 

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