この記事では2023シーズンのJ1リーグで印象に残った選手たちをまとめていく。
ベスト11
Jリーグが発表したベスト11はこちら。
🏆2023Jリーグ ベストイレブン🏆
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2023年12月5日
■GK
西川周作(浦和レッズ)
■DF
アレクサンダー ショルツ(浦和レッズ)
マリウス ホイブラーテン(浦和レッズ)
毎熊晟矢(セレッソ大阪)
酒井高徳(ヴィッセル神戸)
■MF
伊藤敦樹(浦和レッズ)
脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
山口蛍(ヴィッセル神戸)… pic.twitter.com/fJCjIvDkg1
Jリーグ公式X
優勝したヴィッセル神戸の選手が4名、浦和レッズが4名、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪が各1名ずつとなった。やはりチームの順位は大きな要素であり、柏レイソルの選手は選出されなかった。
18クラブのプレイヤーたち
ここからは筆者が印象に残ったプレイヤーを、1クラブ1名ずつ上げていく。
完全復活を遂げた男が、2023シーズンの得点王とMVPを獲得した。昨シーズンまでとは打って変わり、開幕から好調をキープ。毎試合のようにゴールを決めて、22ゴールの大活躍であった。まさに半端ないプレイヤーであることを示した。
マリノスの絶対的ストライカーとして君臨し、大迫と並ぶ22ゴールで得点王に輝いた。ボール保持の時は中盤まで下がって組み立てに参加し、タイミング良くゴール前に飛び込んだ。夏に中東からオファーがあったが、優勝を信じてマリノスでのプレーを選択した。
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
サンフレッチェの守護神はチームの堅守を最後方から支えた。安定したセービングと足元の技術は輝きを増し、A代表のスタメンを得るほどにまで成長した。東京オリンピックでの悔しさを糧に、今後も楽しみなGKである。
早川隼平(浦和レッズ)
17歳にしてトップチームデビューを果たすと、スコルジャ監督の信頼を得て堂々たるプレーを見せた。ACLの決勝にも出場し、リーグでもスタメンを勝ち取るなど飛躍の一年となった。レッズの至宝はどこまで成長するか注目したい。
佐野海舟(鹿島アントラーズ)
J2からステップアップし挑戦したJ1の一年目で大きなインパクトを残した。開幕スタメンを飾ると、高い守備力と展開力で岩政監督の信頼を早々に獲得。時には右サイドバックでプレーするユーティリティさも見せた。そしてA代表デビューも飾り充実したシーズンを過ごした。
藤井陽也(名古屋グランパス)
グランパスの育成から育ったホープは、今シーズンも素晴らしい活躍を見せた。中谷に代わり3バックの真ん中を務めると、高い身体能力で相手の攻撃を防ぎ、時には強烈なミドルシュートでチームを救った。A代表にも初招集され海外からのオファーも噂される注目の逸材だ。
山岸祐也
柏市出身のストライカーはアビスパのエースとして、チームの初タイトル獲得に大きく貢献した。要所で見せる決定力の高さは目を見張るものがあり、リーグ戦10ゴールを記録した。ルヴァンカップ決勝ではPKを外してしまったが、それをネタにするほどのメンタルを持っており、チームの中心選手として素晴らしいシーズンを送った。
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脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
苦しんだチームとは裏腹に高パフォーマンスを続けた。ボックス内に侵入してからのシュートは精度が高く、フロンターレの武器になっていた。中村憲剛から継承した14番を、自分のものにしつつある。
毎熊晟矢(セレッソ大阪)
V・ファーレン長崎から加入し2シーズン目でセレッソの中心選手となった。右サイドハーフとサイドバックをこなし、圧倒的な運動量と攻撃センスは元FWのプレイヤーであることの証明である。A代表にも初招集され今後は右サイドバックの定位置争いに挑む。
アルビレックスのファンタジスタはJ1の舞台でも違いを見せた。トップ下で華麗なテクニックを見せて相手DFの逆を取るプレーはずば抜けており、チームの核としてゴールも量産した。アビスパ戦ではハットトリックを達成し、夏にはベルギーへ移籍。元旦のA代表にも招集された。
元レイソルのストライカーは絶対的なエースとしてチームを牽引した。持ち前のフィジカルと決定力でリーグ戦15ゴールを記録。キャプテンを任されるなど今のFC東京に欠かせない選手である。
中村桐耶(北海道コンサドーレ札幌)
個人的に注目したプレイヤーである。左利きの長身で、左CBやボランチを務めることが多いが攻撃センスも高い。左足から放たれるサイドチェンジのボールは、一級品のポテンシャルを感じさせる。まだミスも散見されるが今後大きく成長する可能性を秘めている。
夏に海外から帰ってきた大器は、後半戦だけでもサンガの得点源となった。高い身長を活かしたヘディングだけでなく、ウイングとしてサイドの起点になることも。7ゴールを決めたストライカーは、来シーズン完全なるエースとなれるか。
長沼洋一(サガン鳥栖)
俊足を活かし両サイドを上下動する、サガンを代表プレイヤー。タイミング良く裏のスペースを付き、ゴールを決める回数を増やしたことで今シーズンは大きく成長した。チーム最多の10ゴールを決め、レイソル相手にも豪快なミドルシュートを見舞うなどインパクトを残した。今後のキャリアに注目したい。
大橋祐紀(湘南ベルマーレ)
町野が海外移籍し不安視されたチームを、この男が救ってみせた。開幕戦でハットトリックを達成するも怪我で離脱。しかし復帰後はコンスタントにゴールを重ねて合計13ゴールと覚醒した。松戸市出身で柏育ち、筆者の後輩である彼を引き続き応援していきたい。
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ネタ・ラヴィ(ガンバ大阪)
イスラエルからやってきたダイナモは違いを見せ続けてチームの核として君臨した。相手の矢印の逆を取るのが上手く、シンプルだが的確なプレーは経験とレベルの差を感じさせた。来シーズンはジェバリとともにガンバを優勝争いに引っ張っていけるか。
細谷真大(柏レイソル)
レイソルの絶対的なストライカーとしてリーグ戦14ゴールを決め、大きく飛躍したシーズンとなった。相手DFの裏を取りGKとの1vs1を仕留めるパターンを確立し、得点力不足に泣かされたチームで気を吐いた。A代表初ゴールも決めて、海外移籍も考えられるはずだ。
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山下諒也(横浜FC)
リーグ随一の俊足を生かして横浜FCの攻撃を牽引した。サイドから切り込むプレーで相手サイドバックを意図も簡単に突破して、ゴールチャンスを演出。フロンターレ戦での単独ドリブルゴールは圧巻だった。
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