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松戸市出身の大橋祐紀はJ屈指のストライカーになれるか

湘南ベルマーレの大橋祐紀が、J1開幕戦アウェイのサガン鳥栖戦でハットトリックを達成した。開幕戦でのハットトリックは2006年以来である。今回は素晴らしい快挙を成し遂げた、大橋にスポットライトを当ててみたい。

経歴

1996年7月27日生まれの26歳である。出身地は千葉県の松戸市で、小学生のときは柏市の柏イーグルスの所属していた。中学生になると、ジェフ千葉U-15に入るがユースへの昇格は叶わず。高校は八千代高校に進学し、中心選手として活躍した。(筆者の後輩にあたる)その後中央大学に進学、2018年にはリーグ戦で21得点を挙げて得点王を獲得し、チームを1部昇格へと導いた。セルティックの古橋匡梧や元柏レイソルの上島拓巳とチームメイトであった。

 

その活躍が目に留まり、湘南ベルマーレ特別指定選手として2018年からプレー。2019年からは正式に加入した。4月のサガン鳥栖戦でプロ初ゴールを決めたものの、その後は出場機会に恵まれず。けがの影響もあり、2020年までは19試合1得点にとどまった。

2021年からは出場機会を増やしたが、得点数は2年間で6得点と乏しいものだった。昨シーズンまでは総じて結果がついてこない時期が多かったのは事実だ。

 

Wikipediaを参考に作成

大橋祐紀 - Wikipedia

プレースタイル

しかし2023シーズン開幕とともに、秘めていた力は存分に発揮された。2/18(土)サガン鳥栖との一戦で圧巻のハットトリックを成し遂げたのだ。まずは立ち上がり早々の3分、ショートカウンターから左クロスにスライディングで突っ込み先制弾。36分には裏に抜け出した町野のプレゼントパスをしっかり決めた。そして59分、町野のスルーパスに抜け出しGKとの勝負を落ち着いて決め、60分で3得点を決めてみせた。

youtu.be

Jリーグ公式Youtube

 

大橋のプレーの特徴は、俊敏な動き出しと決定力である。この試合は2トップの一角として入ったが、町野と見事な連携を見せた。特に3点目のシーンでは一瞬の加速力で相手を振り切り、スルーパスを呼び込んでいた。またオフザボールの動きも秀逸で、一瞬で相手DFを振り切りフリーになるシーンが多かった。そして決定力について、この試合は100%であった。昨シーズンまでも決定的なシーンを作れてはいたが、それをすべて活かしきるには至らなかったこともあり、キャンプでシュート練習を重ねたはずだ。

飛躍の一年となるか

ハットトリックは自身プロ入り後、初めてであった。本人もなかなか期待に応えられず悔しい思いをしてきたことだろう。しかし今シーズンは、ついに花開くときなのかもしれない。コンビを組んだ町野とは、相棒でありライバルでもある。カタールW杯で得た経験を、彼からよく聞いて参考にしていたという。この2トップが完全にハマれば、J1で旋風を巻き起こすに違いない。

 

またこの活躍には地元の松戸市も喜んでいる。柏にもゆかりがあり、筆者の後輩でもある大橋祐紀には、今後も注目していこうと思う。

 

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