3/9(土)に、J1ジュビロ磐田vs柏レイソルの試合が、ヤマハスタジアムで開催された。試合は古賀太陽のJ1初ゴールを守り切り、レイソルが0-1で勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 三浦
DF 15 鈴木
DF 26 西久保(←50植村、87分)
MF 13 藤川(←14松本、62分)
MF 16 レオ・ゴメス(←25中村、76分)
MF 31 古川(←37平川、62分)
FW 99 ペイショット(←10山田、46分)
GK 31 守田
DF 16 片山
DF 50 立田
MF 29 島村(←6山田、81分)
MF 34 土屋(←33白井、68分)
FW 15 木下(←19細谷、81分)
FW 45 山本(←14小屋松、68分)
前節フロンターレに勝利したジュビロは、新加入のGK川島、植村、平川らをスタメン起用。最前線は4ゴールと爆発したジャーメイン良が入る。
初勝利を挙げたレイソルはスタメン、ベンチ共に前節と同じメンバーで挑む。細谷はこの試合でJ1出場100試合を達成した。
内容
風が強く吹く中での試合となった。7分にレイソル犬飼がロングシュート。10分にはジュビロ磐田の山田がシュート。互いにチャンスを作れずにいたが、26分にジュビロに決定機。左サイドからのクロスに山田がシュート。しかしジエゴが見事なブロックで防ぐ。すると35分、レイソルが先制点を奪う。CKから古賀が決め、J1初ゴールとなった。その後もレイソルがペースを握りながら進めて、0-1のリードで前半を終える。
後半開始から、ジュビロはペイショットを投入。2トップにし彼を起点にゴールを目指す。しかしレイソルは49分、51分と立て続けに小屋松がチャンスも、決め切ることができない。62分にジュビロが2枚替えすると、流れが一気に傾く。上原の2度のシュートはいずれもレイソルDFがブロック。69分にはレイソルがCKからジエゴのシュート。その3分後は途中出場の山本がシュートもGK川島がセーブ。83分は木下にビッグチャンスも、シュートは川島とバーに阻まれる。終盤にジュビロがレイソル陣内に攻め込むが、最後までゴールネットを揺らせず。0-1でレイソルが勝ち点3を手にした。
スタッツ
シュート数やポゼッション率、走行距離はほぼ互角だが、ジュビロは枠内シュート数8本、レイソルはスプリント数160本で相手を大きく上回った。レイソルは高い守備ラインを保ち、強度の高いディフェンスを試合終了まで続けたことが、このスプリント数に表れている。
キーモーメント
ジエゴが見せた身体を張ったディフェンスのシーン。まず26分、山田にパスが通り決定機が訪れる。ジエゴは足を滑らしながらもシュートコースに身体を投げ出した。このプレーが先制ゴールに繋がったといっても過言ではない。また64分に、ペナルティエリア内の混戦からジュビロの上原のシュートを、古賀が防いだあとにジエゴがシュートブロック。
この日のジエゴは素晴らしいシュートブロックを何度も見せたが、これは他のDF陣にも言えることである。ジュビロに枠内シュートを多く打たれたものの、そのほとんどに対しレイソルDFがシュートコースに入り、最後までゴールラインを割らせなかった。
MVP
キャプテン古賀太陽が値千金のゴールで、レイソルの連勝に導いた。追い風だった前半、サヴィオのCKはゴールに向かうことが分かっていた。そのボールにニアサイドで合わせて、J1での嬉しい初ゴールを決めた。
守備では高いラインを保ちチームを統率、ジャーメインやペイショットらをしっかり抑え込んだ。2シーズン目となったレイソルのキャプテンは、今後も更なる進化を遂げる。
早くも連勝を飾る
2試合連続のウノゼロで2024シーズンは良いスタートを切った。昨シーズンから引き続き固い守備を継続し、攻撃では速攻だけでなく遅攻を交えながら、うまくゲームマネジメントが出来ている。
また途中出場の選手も明確なタスクを実行して、チームの逃げ切りに貢献している。この戦い方が確立されれば、容易く負けることは無いはずである。
とはいえまだまだシーズンは長い。ホーム日立台での名古屋グランパス戦も、勝利を手にしてJ1リーグを盛り上げていきたい。
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