10/29(日)にJ1の柏レイソルvs川崎フロンターレの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。天皇杯決勝の前哨戦となった試合は、前半に山田雄士がゴールを決めたものの、同点弾を浴びて1-1の引き分けに終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 佐々木
DF 2 三丸(←34土屋、74分)
DF 50 立田
MF 14 小屋松(←11山田康、74分)
MF 28 戸嶋(←36山田雄士、80分)
MF 41 仙頭(←6椎橋、80分)
FW 9 武藤(←10サヴィオ、86分)
GK 99 上福元
DF 29 高井
MF 6 シミッチ(←23マルシーニョ、59分)
MF 30 瀬川(←2登里、68分)
FW 11 小林(←18ゴミス、82分)
FW 17 遠野(←16瀬古、46分)
FW 33 宮代(←41家長、68分)
柏レイソルはいつものメンバーに戻し、右SBには土屋を起用するスタメンを組んできた。ベンチには武藤や小屋松らが控える。
アウェイのフロンターレはACLから3名をスタメン変更。ジェジエウ、瀬古、そして夏に新加入のゴミスを起用した。ベンチには古巣対決の瀬川らが控える。
内容
立ち上がりからフロンターレがボールを握り、レイソルがカウンターを狙う展開。8分に細谷がシュートを放つ。18分にはフロンターレのFKから山村が合わせる。27分にはジエゴのクロスに細谷がゴールを決めたと思われたが、ジエゴの位置がオフサイド。その後もレイソルが効果的にチャンスを作ると、40分に先制する。パスカットからサヴィオが山田雄士へロングパス。一気にゴール前まで侵入すると、山田がゴールネットを揺らした。フロンターレは42分にゴミスがゴールを決めるも、こちらもオフサイドで取り消しとなる。前半は1-0で折り返す。
後半頭からフロンターレは遠野を投入。50分にはゴミスがシュートもGK松本がビックセーブ。しかし遠野が54分に危険なスライディングで一発退場。数的優位となったレイソルは攻勢を強める。59分には山田雄士に決定機も決めきれない。するとフロンターレが同点に追いつく。70分に右サイドからのクロスを橘田が決めて1-1とする。レイソルは交代カードを使い追加点を狙いに行く。76分には細谷が裏に抜け出してシュートを放つが、枠を捉えることは出来ない。その後も両チームゴール前へ攻め込んだが、ゴールを決めることは出来ず。1-1で試合は終了した。
スタッツ
内容的にはレイソルが上回った。シュート数15本のうち枠内は10本。ポゼッション率ではフロンターレが予想通り上回ったが、持たせてカウンターという意図は明確だった。またインテンシティーも高く152回のスプリントも記録した。CKから何度も高嶺がミドルシュートを狙うシーンがあったが、それもゴールには繋がらなかった。
キーモーメント
59分のレイソルの決定機。サヴィオが駆け上がったジエゴにクロスを配給、ヘディングでの折り返しに最後は山田雄士が詰めたが、バーの上にボールは浮いてしまった。細谷も詰めたため、最後の瞬間はバウンドを確認することができなかったと思うが、ゴールまであと1mほどを浮かしてしまい決定機を逃した。その後同点に決められてしまったことを考えると、このシーンは大きな分岐点となってしまったと言える。
落としてしまった勝ち点2
前半からレイソルペースで進み、先制点を奪うことに成功。そして後半の早い時間に数的有利となったことで、勝ち点3は濃厚かに思えた。しかし橘田にゴールを奪われ、勝利を逃す結果となってしまった。
後半にも十分にチャンスはあったものの、決めきることは出来ず痛すぎる引き分け。相手はACL帰りで中4日しかなく、コンデションも万全ではなかった。そして11vs10というシチュエーションを活かせず、難敵フロンターレにまたも勝利できなかった。
これで降格ラインとは勝ち点4差で残り3試合となった。苦手な相手との対戦が続くことを考えると、日立台で勝ち点2を落としてしまった代償は少なくない。
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