8/26(土)にJ1の柏レイソルvsサンフレッチェ広島の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。互いの堅守が光った試合は0-0の引き分けという結果に終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 31 守田
DF 2 三丸
DF 50 立田
MF 14 小屋松(←11山田康、70分)
MF 36 山田雄(←28戸嶋、60分)
MF 41 仙頭(←5高嶺、70分)
FW 17 フロート(←19細谷、89分)
GK 22 川浪
DF 3 山崎(←15中野、85分)
MF 6 青山
MF 18 柏
MF 30 柴崎
FW 9 ヴィエイラ(←20ソティリウ、46分)
FW 13 ベン・カリファ(←10マルコス・ジュニオール、78分)
レイソルは3戦連続で同じスタメンで臨む。ベンチにはレンタル移籍から復帰した、山田雄士が早速名を連ねた。フロートや小屋松らと共に、試合終盤の活性化を期待したい。
アウェイのサンフレッチェは前節からスタメン1人を変更。野津田がメンバー外となり、満田をボランチにしてマルコス・ジュニオールを抜擢。加藤とともにシャドーのポジションに入る。ベンチにはヴィエイラ、ベン・カリファと強力な外国籍選手が控える。
内容
前半はサンフレッチェがボールを握る立ち上がり。しかし9分レイソルにチャンス。サヴィオから細谷へスルーパスが通り、GKと1vs1に。右にかわしに行ったがGK大迫に阻まれる。こぼれ球を拾い最後はジエゴがシュートも枠を外れる。21分にはサンフレッチェのチャンス。ソティリウからの落としを満田が強烈なシュート。これはGK松本がセーブし凌いだ。35分サンフレッチェの中野に決定機も枠に飛ばせず。43分にはマルコス・ジュニオールから中野に決定的なパスが通り、低い弾道のシュートが枠内に飛ぶ。しかしゴールカバーに入った犬飼が体でブロック。前半は0-0で折り返す。
後半立ち上がりもサンフレッチェがペースを握る。48分には加藤がシュートを外してしまう。レイソルは60分に山田雄士を右サイドに投入する。飲水タイム後にも交代カードを切ると、レイソルが攻めに転じる。83分にサヴィオと細谷がワンツーし、サヴィオがシュートもGK大迫が弾く。こぼれ球を仙頭が詰めたが押し込めず。アディショナルタイムにはサンフレッチェが連続CKでレイソルゴールに迫ったが得点は奪えず。試合は0-0のスコアレスドローに終わった。
スタッツ
上位相手でも拮抗したデータを残した。枠内シュート数は7本でレイソルが上回った。サンフレッチェは押し込み続ける展開に持って行けず、後半は特にレイソルにボールを持たれるシーンが増えたため、ボール支配率で大きな差が出なかった。CKは後半アディショナルタイムにかけてサンフレッチェが数を増やした。レイソルは内容が改善されてきているだけに、あとは勝ち切るところまで来ている。
キーモーメント
43分のサンフレッチェの決定機のシーン。片山とマルコス・ジュニオールが入れ替わり、マイナスのクロスは中野に渡る。中野はダイレクトで低い弾道のシュートを放ったが、それをゴールカバーに入った犬飼が体を投げ出してブロックした。誰もが仕留められたと思ったが、冷静な判断とポジショニング、そしてブロック技術でチームを救ったファインプレー。チーム加入後スタメンに定着し、最終ラインの要としてチームを支えている犬飼が、この試合で自身の存在価値を示したプレーだった。
/#犬飼智也 選手のスーパーブロック!
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2023年8月26日
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広島戦の前半終了近く、決定的なピンチでのスライディング、ゴールを死守しました!!#柏レイソル #Jリーグ
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中断明け負けなしを継続
天皇杯の北海道コンサドーレ札幌戦から5試合は2勝3分の負けなし。この試合でもピンチはあったが、GK松本や最終ラインがゴールを許さずスコアレスドローに持ち込んだ。また終盤には山田雄士を始めとする交代選手を早めに投入し、攻めに転じる時間帯を作ることができた。
しかしGK大迫の牙城を崩せず、久しぶりの無得点に終わった。もちろん勝利を手にするに越したことはないが、残留のためには引き分けでも勝ち点を積み上げることが大切だ。結果を見れば徐々にチームは安定してきたと言えるだろう。
この節で横浜FCがマリノスに勝利し、残留争いから抜け出そうとしている。レイソルもジャイアントキリングを見せてほしいところだ。日立台3連戦の残り2試合はそれが起こることを期待している。
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