4/9(日)に、J1の柏レイソルvs鹿島アントラーズの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。試合はレイソルが1-0で勝利し、2022年8月6日の京都サンガ戦以来の、公式戦20試合ぶりの勝利を収めた。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 佐々木
DF 20 田中
DF 23 岩下
MF 5 高嶺(←6椎橋、82分)
MF 11 山田康
MF 14 小屋松(←41仙頭、80分)
FW 9 武藤
GK 31 沖
DF 5 関川
DF 22 広瀬(←32常本、46分)
MF 10 荒木(←8土居、36分)
MF 14 樋口(←21ピトゥカ、46分)
FW 36 師岡(←15藤井、68分)
FW 37 垣田(←40鈴木、74分)
柏レイソルはルヴァンカップのアルビレックス新潟戦に続き、4-4-2の布陣を採用した。GKは2023シーズン初スタメンの松本に変更。DFラインには土屋を右SBにし、立田をCBに据えた。ボランチは戸嶋と椎橋のコンビ、FWはフロートと細谷が選ばれた。
一方の鹿島アントラーズは、4-2-1-3の布陣。注目の佐野がスタメン、トップ下には土居が入った。3トップは定番の藤井、鈴木、知念の3人。ベンチには荒木や樋口、垣田らが控える。
内容
ルヴァンカップでは引き分けたこのカード。立ち上がり10分アントラーズが優勢に進める。それを耐えたレイソルは17分に、サヴィオがシュートも枠をそれた。一進一退のなか、32分にレイソルが先制する。サヴィオからのスルーパスに細谷が反応。右足を振りぬくと、これがゴールネットに吸い込まれた。1-0となったあと、アントラーズの土居が負傷交代。前半アディショナルタイムに鈴木が決定機を迎えたが、GK松本がセーブし、1-0でレイソルがリードする。
後半頭からアントラーズは2枚を変え、ゴールを奪いにかかる。50分に知念がシュートも、これは古賀がブロック。55分はレイソルにチャンス。フロートの折り返しに仙頭が合わせるも、決められず。その後交代を積極的に行うアントラーズが支配するが、なかなかシュートまでいけない展開に。終盤に植田をFWにあげると、ヘディングシュートでゴールを脅かす。しかしレイソルが耐え凌ぎ、1-0で8か月ぶりの勝利を収めた。
スタッツ
シュート数では6対12と倍の数を打たれたが、少ないチャンスをレイソルはものにした。支配率でも41%と下回り、守備でスプリントする回数が多かったが、各選手が気迫のこもったプレーを見せた。疲労が見えた終盤、もっと交代してもよかったがピッチにいる選手たちを最後まで信じ切った。
キーモーメント
決勝点となった細谷の得点シーン。こぼれ球を拾った戸嶋から、インサイドにポジションを取ったサヴィオへ。細谷は相手CBの間を抜け、スルーパスを引き出しシュートを放った。FC東京戦でも同様のパターンで決めており、ひとつ形となっている。またスカウティングで、相手CBのギャップが弱点と捉えていたことが、この得点に結びついた。4バックの相手には再現性のある得点シーンと言えるだろう。
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— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2023年4月9日
ストライカーが先制ゴール🌞
柏レイソルを勝利に導く🔥
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🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第7節
🆚 柏vs鹿島
🔢 1-0
⌚️ 32分
⚽️ 細谷 真大(柏)#Jリーグ#柏鹿島 pic.twitter.com/OWP3m1dLq6
ついに抜け出した長いトンネル
2022シーズンから続いた未勝利記録は、19でストップさせた。あまりにも長すぎた久々の勝利に、柏レイソルサポーターは涙を流した。試合後はまるで優勝したかのような歓喜であった。
苦しかった日々でも、応援し続けたサポーターは数多くいる。それを見て選手たちは苦しい気持ちでいっぱいだったと思うが、やり続けたことが一つ実を結んだ。
しかしまだ2023シーズンは、1勝2分け4敗で17位である。まだまだシーズンが長いとはいえ、この一試合で満足してはいけないはず。確かな手ごたえを得た今、巻き返すためにはさらに勝利し続けることが必要だ。次のサガン鳥栖との試合は、ある意味でビッグゲームになるだろう。
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