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voice~サッカーJリーグのサポーターが感じていること~

これはJリーグのサポーターにインタビューし、今クラブに対して感じていることや思いを語ってもらう企画である。今回はアルビレックス新潟のサポーターに話を聞いた。

 

Q1.アルビレックス新潟に興味を持ったきっかけは?

新潟出身で、幼稚園のとき祖父に連れていってもらったのが、アルビレックスの試合だった。当時は無料招待券配っていた時期で、バックスタンドからよく試合観戦はしていた。帰り道が混むからってことで、大体後半40分になると試合内容に関わらず帰宅していた。(笑)

 

Q2.本格的にアルビレックス新潟を応援し始めた理由は?

小学4年生から中学3年生まで静岡に引っ越して、清水エスパルスジュビロ磐田の試合も観た。その時にはっきりとチームの違いというか、特色が見えた。同時期にどこを熱心に応援するか考えていて。アルビのサッカースクールに幼稚園から入っていたのもあり、最終的には地元のアルビを応援することにした。

 

Q.なぜほかの2クラブにしなかった?

サッカーチームとして比べた、というより、人柄や食文化が決め手になった。これから人生かけて追い続けるというか、応援し続ける上でずっと続くかなって思った時に、静岡に来た時に文化のギャップを感じてしまった。やはり地元の新潟の方が穏やかで心地よいと思った。

 

Q3.今のアルビレックスをどう評価している?

サッカー面でいうと、現FC東京のアルベル監督の時代に、新潟のサッカーこれで行こうっていうまとまりが見えた。それまで堅守速攻だったが、何やりたいのかなって、明確なものが全然見えなくて。

 

アルベルさんになった時に、ようやく攻撃の戦術がクリアになった。松橋監督のもとでも継続していて、ポゼッションサッカーという表現が一般的だが、個人的には攻撃のベクトルを色々いじれるサッカーだと思っている。今後もこのスタイルを続けていってもらいたい。

 

Q4.アルビレックスは今後どうしていくべきか?

子供たちや若い人にもっとアプローチしてほしい。例えばヴィッセル神戸ノエビアスタジアムでは、駅前の施設が色々充実してるのに感動した。何より1番いいなと思ったのが、たくさんの子供たちがボール持ってきてサッカーをしてたこと。 またサッカークリニックも試合前にやっている。

 

デンカビックスワンスタジアムも芝生広場はあるが、ボールを蹴っている子供は1組いるかどうかぐらい。キックターゲットはあるが、場所が離れているので芝生広場でやってもよいと思う。とにかく試合前からサッカーボールに触れ合えるっていうのは、とても大事だと思う。

 

あとボランティアの方々について。ヴィッセルでは学生ボランティアがやっていて、交通費と弁当に加え、試合が見れるそう。アルビではボランティアは主に高齢者がやっているうえ、試合を観ることは出来ない。フラッグの取り付けを高齢者がやっているのを見て、ひやひやしたこともある。

 

昔からアルビは結構地元民に愛された。しかし新潟に住んでいてアルビを応援していると、目につくのが割と若者はアルビ離れしているなって感じがすごいして。

 

カタールワールドカップで多少は効果あったと思うが、やっぱりワールドカップで日本良かったね、で終わっちゃダメだと思ってて。 そこから地元のアルビの魅力を伝えていけたらいいと思う。

 

あとがき

このサポーターは普段ゴール裏で大旗を振っており、毎試合アウェイでも応援に行っているとのこと。昔は4万人ほど入っていたスタジアムの光景が、今では見れなくなってしまったことを嘆いた。話を聞いていて熱い魂を感じることができた。

 

今はたくさんの娯楽があり、子供たちの選択肢がより多くなった。少子化である日本国内の状況を考えると、若い人にどうアプローチし選んでもらえるかが鍵となる。アルビレックス新潟だけにとどまらず、様々なサッカークラブに通ずる課題が改めて浮き彫りになった。

 

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