5/6(月)にJ1の柏レイソルvs鹿島アントラーズの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は後半アディショナルタイムにチャヴリッチがゴールを決めて、1−2でアントラーズが勝利を収めた。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 31 守田
DF 3 ジエゴ(←2三丸、79分)
DF 50 立田
MF 48 熊澤
FW 15 木下(←33白井、46分)
FW 37 鵜木(←14小屋松、79分)
FW 45 山本(←29島村、90+1分)
GK 29 梶川
DF 16 須貝(←8土居、90+3分)
MF 8 土居(←30名古、63分)
MF 14 樋口(←36師岡、78分)
FW 15 藤井
FW 7 チャヴリッチ(←33仲間、63分)
FW 37 垣田
ホームのレイソルは前節からスタメン4名を変更。三丸がリーグ戦初スタメンとなった。ベンチには鵜木が初のベンチ入り、木下らと控える。U−23日本代表の細谷と関根はメンバーから外れた。
アウェイのアントラーズは古巣対決の仲間がスタメン。最前線には前節2ゴールの鈴木、トップ下に名古、右サイドには初スタメン師岡が入る。ベンチには土居やチャヴリッチらが名を連ねた。
内容
前半開始早々、アントラーズが先制点を奪う。4分に仲間の粘りから佐野へ繋いで裏抜けした名古へ。切り返しからゴールネットを揺らした。その後はアントラーズがペースを握り続ける。5分は師岡がシュート。20分には濃野がシュートを放つ。レイソルは相手のハイプレスでなかなかつなげることができない時間が続く。26分にはアントラーズ濃野のクロスに鈴木がシュートもDFのブロックに遭う。39分はレイソルにビッグチャンス。犬飼のロングボールに抜け出しだサヴィオがループシュート。しかしゴールには至らず。前半レイソルはこの1本のみのシュートとなり、アントラーズが1点リードして折り返す。
後半頭からレイソルは木下を投入する。56分はアントラーズ安西から鈴木がシュートも右ポストに弾かれる。レイソルは徐々に流れを引き寄せると、65分に同点とする。戸嶋のスルーパスから最後は島村が決めた。その5分後の70分にはペナルティエリア内でハンドがあったとしてPKを獲得。しかしサヴィオのシュートは左に逸れてしまう。木下を中心に攻め立てるレイソルは、77分にCKから小屋松がヘディングシュート。これはGK早川が防ぐ。79分には途中出場の鵜木がシュート。終盤はアントラーズが攻める。88分には土居が枠内シュートもGK松本がセーブ。89分には鈴木がシュートもDFのブロックに防がれる。アディショナルタイムの90+2分、アントラーズがゴールを決める。鈴木のスルーパスにチャヴリッチが反応して決めた。これが決勝点となり、1−2でアントラーズが勝利した。
スタッツ
前半はアントラーズが、後半はレイソルが主導権を握った。枠内シュート数はアントラーズが9と高い数字を残した。レイソルは後半に自分たちの時間を作ったが、全体のポゼッション率では45%にとどまった。走行距離とスプリント回数ではレイソルが上回ったが、決定力不足が響いた。
キーモーメント
サヴィオの2度の決定機。70分にはカウンターからのこぼれ球にシュートすると、植田のハンドとなりPKを獲得。これを自身がキッカーを務め左を狙ったが、わずかに逸れてしまう。そして試合終了間際のシーンでは、土屋のロングボールに抜け出し、GK早川がいない無人のゴールに流し込むもポストに阻まれた。
連戦の疲労からか、大事な場面で力を発揮できず悔しい試合となってしまった。どちらかが決まっていれば勝点を拾えていただけに、10番の決定力が大きく響いてしまった。
MVP
アントラーズの鈴木優磨を挙げたい。前半は前線から降りて自由に動き回り、レイソルの嫌なポジションで起点を作った。調子の良さを見せトリッキーなプレーもいくつか見られた。56分のシーンでは惜しくも決めきれず、それでも決勝点の場面では絶妙な浮き球スルーパスでチャヴリッチのゴールをアシスト。まるでイングランドのハリー・ケインを彷彿させるプレーは、Jリーグ屈指のストライカーの証であり、この試合でも存分に力を見せつけた。
チャンスを活かせず初の連敗
ゴールデンウィーク連戦は1分2敗の勝点1のみとなってしまった。前節からの反省を活かして、後半頭から交代策を投じてロングボール主体のサッカーに切り替えた。そして同点から逆転までの道筋は見えたが、決めきれずに最後は痛恨の失点を喫した。
これでシーズン初の連敗となり、チームには暗雲が垂れ込み始めている。しかし次戦からは細谷と関根の起用が可能なはずだ。彼らの力を借りつつ、嫌な雰囲気を早く払拭したい。
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