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<マッチレビュー>ちばぎんカップ柏レイソルvsジェフ千葉 2023年2月12日


2023年2月12日(日)に、三協フロンテア柏スタジアム(通称:日立台)でちばぎんカップ柏レイソルvsジェフ千葉が行われた。4年ぶりの日立台開催、そして声出し応援解禁ということもあって、選手やファン、サポーターはとても楽しみにしていた一戦。

 

結果は2-3でジェフ千葉が勝利した。ミスが多かったが、内容としては収穫が多い試合と捉えられる。ここではちばぎんカップの詳細をレビューする。

 


メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 20 田中(←50立田、74分)

DF 24 川口(←16片山、80分)

MF 6 椎橋(←5高嶺、72分)

MF 28 戸嶋(←10サヴィオ、80分)

FW 45 山本(←14小屋松、74分)

FW 9 武藤(←19細谷、74分)

 

ジェフ千葉

GK 23 鈴木(椋)

DF 30 田邊(←13鈴木大、93分)

MF 5 小林(←4田口、85分)

MF 8 風間(←10見木、85分)

MF 14 椿(←9呉屋、71分)

FW 16 田中(←24矢口、54分)

FW 39 新明(←41小森、85分)

 

柏レイソルは4-3-3(守備時は4-1-4-1)のシステム。昨シーズンからより攻撃的なサッカーを目指す。この試合では新加入選手が5人スタメンとなった。ベンチにはアカデミーから昇格した山本桜大が入り、チャンスを伺う。

 

一方のジェフ千葉は4-4-2である。左SBにはアカデミー出身の矢口駿太郎を抜擢。フォワードには柏レイソルに所属経験がある新加入の呉屋大翔が入った。

 

内容

柏レイソルがポゼッションをする前半立ち上がりだったが、19分にGK佐々木のキックミスから小森が得点し、ジェフが先制する。30分にも立田の判断ミスから呉屋に決められ0-2となる。しかしレイソルはすぐさま点を決める。32分に左サイドの連携から小屋松が抜け出しクロス。折り返しを細谷がシュートし、相手DFが跳ね返したところに山田康太が押し込んだ。山田は移籍後初ゴールを決め、1-2で前半を終える。

 

後半はレイソルが早々に追いつく。51分に右サイドのサヴィオのテクニックから山田康太へ。フリーで鋭いクロスを上げると、細谷がヘディングシュートを決めた。2-2となり一進一退の中、69分にジェフの素早いスローインから裏を取られ、クロスを上げられる。三丸がその処理に失敗しこぼれたところにいた呉屋に押し込まれる。その後同点を目指し、武藤や山本を投入して攻めるも決めきれず。2-3で試合はジェフ千葉が勝利した。

 

スタッツ(柏レイソルジェフ千葉)

  • シュート数 12:3
  • CK 3:3
  • FK 15:17
  • イエローカード 0:3
  • レッドカード 0:0

チバテレビより引用

シュート数では柏レイソルが圧倒したが、効率よく点を決めたのはジェフであった。前線からのプレスがはまり、得点に直結していたプレーができていた。ポゼッション率はほぼ互角であったと思えるが、柏レイソルの方がより立ち位置を明確にしチャンスにつなげていた。

キーモーメント

柏レイソルの新たな形が1点目に表れた。左サイドの三丸、小屋松、そして仙頭が絡みサイドを崩す。SBの三丸は中にも外にもポジションを取る。これは小屋松とレーンが被らないように意識している証拠だ。そして仙頭も気を利かして空いたスペースでボールを受ける。3人がローリングしながらポジションを取ることで相手を混乱させ、相手ペナルティーエリアに侵入した。あとは小屋松の素晴らしい個人技で勝負あり。まさしくレイソルのやりたいことが的確にはまった得点と言えるだろう。

おわりに

明らかに昨シーズンとは違うサッカーを志向している柏レイソル。もちろん今日はミスが多かったので修正は必須だが、決してネガティブになる必要はない。攻撃は破壊力を増しているので、新たな選手が完全にフィットすれば、強豪相手にも主導権を握った展開にできるはずだ。そうすれば自ずとACL圏内そしてタイトルが見えてくるはずだ。