3/12(日)に、J1第4節の柏レイソルvs名古屋グランパスの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 佐々木
DF 23 岩下(←2三丸、57分)
DF 34 土屋
MF 11 山田康(←10サヴィオ、75分)
MF 30 加藤(←6椎橋、71分)
MF 41 仙頭(←5高嶺、46分)
FW 45 山本(←14小屋松、57分)
GK 16 武田
DF 3 丸山(←13藤井、89分)
MF 5 長澤(←10マテウス、89分)
MF 19 重廣(←18永井、71分)
MF 34 内田(←7和泉、71分)
FW 9 酒井(←77ユンカー、81分)
FW 92 レオナルド
柏レイソルはシステムとメンバーを変えてきた。GKはルヴァンカップで好パフォーマンスを見せた、守田達弥がスタメン。DFラインは今シーズン初の5バックを形成。中盤の底には椎橋、高嶺とサヴィオのインサイドハーフ。細谷と小屋松が2トップを組んだ。
ベンチには前節スタメンの佐々木、山田康太、仙頭が入る。加藤が初のメンバー入り、18歳の山本も控える。ルヴァンカップで輝いた真家とファルザンは、残念ながらメンバー外となった。
一方の名古屋グランパスは、前節から1人だけ変更した。右WBに森下をスタメン起用、野上をCBに据えた。古巣対戦と中谷はスタメン。ベンチにはルヴァンカップで2ゴールを決めた酒井が控える。
内容
前半は一進一退の攻防が続く。まずは4分、レイソルの椎橋があいさつ代わりのミドルシュートを放つ。グランパスも16分にユンカーが抜け出しシュート、だが守田が防ぐ。18分にはCKから古賀がヘディングシュート。34分には永井に裏へ抜け出されたところを、守田が飛び出して阻むビッグプレー。しかし先制点はグランパスに生まれた。41分ゴール前のこぼれ球を拾ったユンカーが、左足でシュート。これが決まり0-1でアウェイチームがリードする。
後半頭から、レイソルは仙頭を投入し、ゴールを目指す。50分、その仙頭が見事なミドルパスを細谷に通す。GKと1vs1になった細谷は、ループで決めに行ったが読まれてしまう。その2分後、グランパスは追加点を奪う。ユンカーのパスを受けた永井が、右隅にコントロールショット。0-2とその差を広げた。さらに70分には、中盤でカウンターを発動したグランパスが、レイソルのオウンゴールを誘い0-3。レイソルはボールを握り続けたものの、ゴールは遠く試合終了。0-3という結果に終わった。
スタッツ
シュート数は17、枠内シュートも10を数えたことから、チャンスは多くあったことがわかる。パス数451本、ボール支配率は54%と特段高くはないが、後半の多くの時間を敵陣で過ごした。しかし得点は奪えていない。細谷以外の得点源がいないため、ゴール前で仕事をする選手が必要である。またCK10本と数多くあったにもかかわらず、活かしきれないところも深刻である。
キーモーメント
後半立ち上がりの、50分に細谷が迎えた決定機。これがこの試合の明暗を分けてしまった。ハーフタイム明けに投入された仙頭が、ハーフウェイライン付近から見事なスルーパス。細谷がこれを完璧にコントロールし、ランゲラックと1vs1になった。チップキックで頭上を越すつもりだったが、ランゲラックに読まれてキャッチされてしまった。その直後に失点を喫してしまい、チームは立て直せなかった。
おわりに
またも堅守のチームに完敗を喫した。相手のスピードを警戒し5バックで臨んだ一戦は、結果的には功を奏さず。開幕からトンネルから抜け出せない状況である。4-3-3をベースとすべく準備をしてきたはずが、ここにきて迷走しているように思えてしまう。レイソルサポーターからはブーイングも飛んだ。この状況を打破する選手が、必ずや現れると信じたい。
*写真はすべて筆者が撮影したもの