10min+

このコンテンツでは、柏レイソルを中心に国内・海外サッカーの話題や、千葉県柏市の話題を取り上げる。

MENU

柏レイソル新体制発表会のまとめ&感想

f:id:gotohitachidai8:20240114200623p:image

1/13(土)に、2024シーズンの柏レイソル新体制発表会が柏市民文化会館で行われた。コロナ禍を経て4年ぶりの会場開催となった。ここではその内容と感想についてまとめる。

1.山崎社長のプレゼン

「NO REYSOL,NO LIFE」

今シーズン以降レイソルに共通する言葉として、チームバスに書かれているこの言葉を引用した。そして以下の3つの柱を説明した。

①勝利のために全力を注ぐクラブ

②地域への貢献・ファンサービス

③子どもたちの育成支援

 

特に②については、より積極的に情報発信や交流の機会を設けたいと話した。コロナ禍では隔たりを感じていたが、2024シーズンはレイソルからより様々な企画がなされることを期待したい。

2.布部GMの総括

昨シーズンについては非常に厳しいシーズンになったと話した。ネルシーニョ監督体制については触れず、井原監督のもとでの戦いについて数字を入れながら話した。その中で後半終了間際に失点する試合が多かったのは改善しなければいけない、ポゼッション率を高め体力を消耗しない戦いをしないといけない、などと語った。そして質疑応答については、以下のように答えた。

 

Q.選手がすぐに出て行かないか。

柏レイソルでやりたいという意思確認のもと、新しい選手を獲得している。

 

Q.細谷と古賀にはオファーがあったか。

確かにその通り。まず細谷に対して、昨年夏に海外からオファーがあった。冬にも話をしたが、レイソルが好きだしレイソルでタイトルを取りたい、歴史を作りたいと話してくれた。

古賀にもオファーがあったが、レイソルでやりたい、タイトルを取りたいと話してくれた。

 

Q.ユースからの昇格がないことについて。

夏場にトップチームの練習参加をしてもらったが、最終的には大学に進学して成長して貰いたいという判断になった。

 

3.井原監督の総括

非常に厳しい戦いだったと話した。話の内容でポイントは以下の通り。

 

・攻撃に関しては33得点、しかも細谷に14ゴールを占めさせてしまっている。攻撃のバリエーションを増やしたい。

・リーグでは1桁、カップ戦ではタイトル争いを目指したい。

 

井原監督自身にとっても、シーズン途中からチームを建て直すのは困難だったはず。今シーズンはキャンプを通じて戦術を落とし込んでいただきたい。

 

4.スカッド紹介

2024シーズンを戦う柏レイソルの選手名と背番号が発表された。

柏レイソル公式X

 

新加入選手の背番号は以下の通り。

13 犬飼
15 木下
22 野田
25 鵜木
27 熊坂
29 島村
32 関根
33 白井
38 升掛

新加入選手の中で1桁の番号はいなかった。しかし昨シーズン夏にレイソルに復帰した、山田雄士が背番号6に変更となった。今シーズンさらに飛躍することを期待したい。

 

5.新加入選手の紹介

9名の選手がステージに登壇し、自己紹介と質疑応答を行った。各選手の主なコメントは以下の通り。

 

DF13犬飼智也

苦しいときでもサポーターは前向きな言葉を投げかけてくれた。今シーズンはスタートからレイソルのために頑張りたい。

 

FW15木下康介

年齢を考えてもチームを引っ張っていけるリーダーとなりたい。サイズの合う服が見つからない。

 

DF22野田裕喜

野田ちゃんと呼んでほしい。ビルドアップが持ち味。サウナが好きで、スパメッツァ流山おおたかの森には既に行った。

 

MF25鵜木郁哉

1年半ぶりに帰ってきたなと実感する。ゴールを取れるようになったと思う。成長した姿を見せたい。

 

MF27熊坂光希

ユースから上がれなくて悔しい思いだったが帰って来れて嬉しい。対戦相手として関根は上手いと思った。

 

MF29島村拓弥

山本由伸とは友人である。ベルナルド・シウヴァが好き。

 

MF33白井永地

ただいま!黄色ユニフォームは特別なもの。プロフェッショナルな姿を若手たちに見せられるよう頑張りたい。

 

FW38升掛友護

柏は落ち着くなと思う。日立台でゴールを決めて勝利に貢献したい。ドリブルでは負けない自信がある。

 

ポジティブな機会であった

今回の新体制発表会は久しぶりにファン・サポーターを集めての開催となった。そのためきちんと説明することは説明しようとする姿勢が見られた。

 

まず社長がスライドを使ってプレゼンすることは、今までほぼなかったはずだ。山崎社長の人柄なのかわからないが、好印象であったのは間違いない。また布部GMは難しい質問についても口を開いた。練習時に話しかけてくれれば答えるとも言い残し、少しオープンな姿勢を見せてくれた。

 

そしてMCの岡田亜紀さん(アッキー)とゲストの林陵平氏は、サポーターの気持ちを代弁するような突っ込んだ質問を投げかけた。事前の打ち合わせであのような鋭い質問をすると共有していなかったと思うが、2人はこのイベントで存在感を発揮してくれた。

 

残留争いではなく、タイトル争いを。その気持ちは柏レイソルに関わる人すべてが想うはずだ。それは2023シーズンにその両方を経験したからこそである。ビッグネームを補強することはなかったが、戦える選手が33名揃った。シーズン開幕に向けて、入念な準備を行なって欲しい。

 

関連記事はこちら

 

gotohitachidai8.hatenablog.com

▼この記事の筆者について▼ 

gotohitachidai8.my.canva.site