3/29(土)にJ1第7節の柏レイソルvs東京ヴェルディの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は0−0のスコアレスドローで終えた。この試合を振り返る。
仲間がスタメン復帰
ホームのレイソルは開幕節で負傷した、仲間がリーグ戦で久々のスタメンに復帰した。また3バックの左には田中を起用。ベンチには細谷、木下、リーグ戦初のメンバー入りとなった山田らが控える。
ヴェルディも3−4−2−1のフォーメーション。負傷した森田に代わり、平川がスタメン。宮原のところには新井が起用された。前線は木村、染野、山見の3枚。ベンチには若いメンバーが名を連ねた。
試合内容
谷口のシュートがバーに
前半はヴェルディがゲームを支配する。6分に山見がドリブルからシュート。11分には谷口がロングシュートを放つと、GK小島が触ってクロスバーを叩く。レイソルは19分に垣田がシュートもDFにブロックされる。24分にはレイソルのCKから原田がシュートも枠を捉えられない。26分はヴェルディの翁長がシュート。37分は齋藤がシュートも田中がブロック。45+2分にはヴェルディのFKから谷口がシュートも枠を外れる。前半は終始ヴェルディのペースで0−0で折り返す。
2度のオフサイドでゴールなし
後半は徐々にレイソルペースになる。早い段階でレイソルは渡井、細谷を投入すると、58分には熊坂がシュート。74分もレイソルの原田がシュートもDFにブロックされる。76分、カウンターからレイソルのチャンス。小屋松がGKとの1vs1を制し、ゴールを決めたがオフサイドでゴール取り消し。86分には細谷の左足のシュートがGKマテウスに防がれる。87分、ヴェルディのCKから谷口がゴールを決める。しかしVARでの確認により、オフサイドでゴール取り消しとなる。このまま試合は終了し、0−0で終えた。
ハイプレスに苦しんだ前半
前半はレイソルの良さを全く出させてもらえなかった。ヴェルディは立ち上がりからハイプレスを仕掛け、10分間で惜しいシーンを作り出した。その後は、ボランチやシャドーへのパスコースを、マンマーク気味に付いていき徹底的に封鎖することで、レイソルのパス回しは外まわりになっていた。高いライン設定も見事であったので、レイソルの垣田はほとんど仕事をさせてもらえなかった。
後半は
①ヴェルディの運動量が徐々に落ちたこと
②細谷が裏抜けを頻繁に狙い相手DFラインを押し下げたこと
③渡井がボランチの位置まで落ちたこと
これら3つの要素により、プレスを回避して前進する回数が増えた。74分の原田のシュートシーンは、渡井が原川とポジションチェンジし回避したところから、チャンスになった。しかし、ゴール前でのシュートチャンスを多くは作り出せず、シーズンで初めてゴールを奪えなかった。
スタッツはヴェルディに軍配
シュート数、枠内シュート数、、セットプレー数、走行距離でヴェルディがレイソルを上回った。レイソルは60%のポゼッション率を記録したが、自陣でのパス回しが多かった。後半は改善されたが、それでもシュート数は8と伸び悩んだ。
3試合勝利無し
ルヴァンカップのアスルクラロ沼津には勝利したが、J1リーグでは3試合で白星無しとなった。また公式戦で初のノーゴールに終わった。全体の内容ではヴェルディがレイソルを抑えたと言える。
課題としては3バック相手のミラーゲームとなった際に、どのようにしてゴール前に迫るかを共有することである。マンツーマン気味でくるのならば、同サイドに人を増やすのか、裏のスペースに放り込んでショートカウンターを繰り出すのか。何かしら工夫が必要である。
ここから過密日程となり、次戦はサンフレッチェを倒した京都サンガFCである。ここに来て停滞感が見え始めているが、どう打開していくか見ていきたい。
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