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中村航輔 ポルトガルで輝きを放つ

柏レイソルで、ポルトガルポルティモネンセ所属のGK中村航輔が、遂にその実力を発揮している。彼の活躍は柏レイソルファンも喜んでいることだろう。ここで近況を振り返る。

 

柏から世界へ

柏レイソルのアカデミーで育ち、トップ昇格を果たした中村は、Jリーグでの活躍で2018年のロシアW杯の日本代表メンバーに選出された。その後、2021年1月に、ポルトガルリーグ1部のポルティモネンセへ移籍する。「柏から世界へ」の合言葉で知られる柏レイソルサポーターからは歓喜と期待であふれていた。2022年のカタールW杯では中村航輔が正GKに違いない。そう思ったのは私だけではなかったはずだ。

 

ポルトガルでの苦悩と転機

しかしヨーロッパでの活躍は、しばらくの間は叶わなかった。正GKのサムエル・ポルトガルからポジションを奪えず、さらには怪我で離脱した。新たに迎えた2021-22シーズンも、状況は好転せず出場機会は6試合しかなかった。

 

ところが2022-23シーズンは、転機が訪れる。競争相手のサムエル・ポルトガルFCポルトへ移籍したのだ。ここで中村は正GKに抜擢され、ついにはチャンスをつかむに至る。

 

今シーズンのパフォーマンス

ここまで12試合に出場し、セーブ数でリーグ最高の61回を記録している。1試合平均のセーブ数4.7も同様にリーグトップであり、チームの堅守を支える絶対的な存在となった。

 

6日の強豪ベンフィカとの一戦では、0-1で敗戦したもののPKストップやセーブ連発でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。そしてその週のリーグベスト11にも初めて選ばれた。

 

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Goal Point公式Twitter

2026年は守護神に

残念ながらカタールW杯は日本代表に選ばれなかった。しかしこの悔しい思いから、今後も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることだろう。うまくいけば3強のポルトベンフィカスポルティングにステップアップし、近い将来プレミアやラ・リーガへも挑戦できるはずだ。そして2026年の北中米W杯こそ、中村航輔ゴールマウスを守るべき舞台である。