3/4(土)にベスト電器スタジアムで、アビスパ福岡vs柏レイソルの一戦が行われる。この試合は2023シーズン、初めてのアウェイゲームとなる。ここでは対戦相手であるアビスパ福岡について分析する。
移籍動向
新加入が8名、退団が11名となり少し不安のあるオフとなった。主力であった志知、クルークス、フアンマを放出したうえ、2名が引退を発表した。元柏レイソルの輪湖直樹はこの試合で引退セレモニーを行う。一方で補強は最小限だが即戦力を獲得。紺野や井手口といった実力者、亀川やウェリントンといった古巣帰還の選手をそろえた。残留争いから、上位争いへ加わるシーズンにできるか。
直近の試合
ホームでセレッソ大阪と対戦し、2-1で勝利を収めた。開幕戦は敗れたものの、ベスト電器スタジアムでのホーム開幕戦は後半に逆転し、勝ち点3を奪った。3-4-2-1(守備時は5-4-1)を基本布陣としており、昨シーズンに続き堅いディフェンスから、ルキアンや山岸裕也を起点とした攻撃を見せていた。
WBを使った幅広い攻撃だけでなく、シンプルにロングボールを放って来る。手数をかけない効果的な攻撃で、セレッソより多い14本のシュートを放ったことがその証である。守備では5枚を最終ラインに並べて、豊富な運動量で中盤にプレッシャーをかける。しかしウィークポイントとして、ディフェンスラインが下がりすぎてしまい、バイタルエリアからシュートを打たれる場面が多く見受けられた。
おわりに
柏レイソルからすれば、今シーズン初めて5バックの相手との対戦である。現在新しく志向しているポゼッションスタイルが、この相手に通用するのかが重要となってくる。展開としてはレイソルが押し込むことが予想されるが、決定機を逃し続けたり不用意なミスがあれば、アビスパに得点を決められてしまうだろう。今後を左右する、重要な一戦になることは間違いない。