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<マッチレビュー>ルヴァンカップ第2節アビスパ福岡vs柏レイソル 2023年3月26日

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3/26(日)に、ルヴァンカップアビスパ福岡vs柏レイソルの試合が、ベスト電器スタジアムで開催された。結果は後半終了間際に追いつかれ、3-3の引き分けに終わった。この一戦を振り返る。

 

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

 

サブ

アビスパ福岡

GK 21 山ノ井

DF 2 湯澤(←14田中、73分)

DF 26 井上

MF 8 紺野(←45前田、64分)

MF 17 中村(←10城後、46分)

FW 18 ウェリントン(←20三國、73分)

FW 28 鶴野(←45前田、46分)

 

柏レイソル

GK 46 松本

DF 24 川口(←16片山、60分)

MF 6 椎橋(←17フロート、80分)

MF 11 山田康

MF 41 仙頭

FW 35 真家(←9武藤、87分)

FW 43 ファルザン(←14小屋松、87分)

 

ホームのアビスパ福岡は、リーグ戦からメンバーを入れ替えた。GKは村上、バンディエラ城後をボランチに起用した。最前線は前回対戦で得点したルキアン、直近2ゴールの山岸、クラブ史上最年少出場の16歳前田が名を連ねた。

 

アウェイチームの柏レイソルは、3バックを継続。DFラインは直近のリーグ戦と同じ。サヴィオと小屋松がインサイドハーフを務める。武藤がスタメンに入り、フロートとの2トップ。ベンチには山田やファルザンらが控える。

 

内容

立ち上がり10分のアビスパの攻撃を凌いだレイソルが、先制点を奪う。CKから片山がニアでそらし、土屋がゴール。勢いに乗ったレイソルは、右サイドのサヴィオのクロスにフロート。幸先の良いスタートを切る。しかし29分、ルキアンに裏を取られる。守田が1vs1を止めるも、こぼれ球を山岸に決められ1-2。前半はこのまま終える。

 

後半になるとアビスパが2枚替えで攻勢を強める。しかしレイソルが次のゴールを奪う。66分カウンターからサヴィオが受け、低いクロスを上げる。またしてもフロートが走り込みゴールを決め1-3とする。アビスパウェリントンを入れ、ゴールにいっそう襲い掛かる。すると76分にルキアンがDFに当てながらも決め、1点差に詰める。そして90分、ショートコーナーから最後は湯澤の恩返し弾を決められ3-3に。試合はそのまま3-3で終了した。

 

スタッツ

アビスパ福岡公式Twitter

終盤になるにつれてアビスパが攻撃を強めた結果、シュート数は4倍以上開いた。レイソルは少ないチャンスをものにしたが、これだけ打たれてしまえば2点は入ってしまう。ポゼッション率もアビスパが上回ったが、1点差になった瞬間にボール保持を捨てたことが要因だ。激しい球際の応酬だったが、カードは1枚も出なかった。

 

キーモーメント

フロートがついにその能力を見せつけた。先制点のシーンでは、サヴィオがルックアップしたタイミングでニアへ。相手DFとの駆け引きが秀逸で、ワンタッチでのシュートも見事だった。2点目も同じようなシーンだったので、フロートがボックス内にいればすかさずクロスを入れるのが得策であることが、この試合で証明された。大柄にもかかわらず繊細な駆け引きとシュート技術は、今後のレイソルの武器である。

Jリーグ公式Twitter

 

采配ミスで失った勝ち点2

この試合は間違いなく2023シーズン最高の試合になるはずだった。選手個々は最高のパフォーマンスであったし、誰もが勝利を待ち望んだ。だがそれは指揮官の判断ミスによって達成されなかった。

 

2失点目を喫した後の交代が、明暗を分けた。当初は武藤を下げる予定だったが、一番脅威だったフロートに変更。さらにシステムを5-4-1にした。武藤はすでにへばっており、前線からプレッシャーがかからずひたすらボールを放り込まれる事態となった。その後真家を入れるも、1トップではボールの出所にプレッシャーをかけられず。終了間際に追いつかれてしまった。

 

相手にはウェリントンという高さが武器の選手が控えていた。メンバー表を見れば、必ず投入されることは容易に想像できる。それに対しての対策を誤ったとしか言いようがない。

 

このトンネルを抜け出すあと一歩は見えていた。しかしネルシーニョ監督の判断ミスが、光をまたも閉ざしてしまった。クラブの首脳陣は、決断をするべきだと個人的には考えている。

 

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