7/16(日)に、J1のガンバ大阪vs柏レイソルが、パナソニックスタジアム吹田で開催された。試合はガンバが3-1で勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 99 谷
DF 5 三浦
DF 26 柳澤(←23ダワン、92分)
MF 14 福田(←8食野、74分)
MF 48 石毛(←29山本、79分)
FW 7 宇佐美(←11ジェバリ、79分)
FW 9 鈴木
GK 31 守田
DF 2 三丸(←3ジエゴ、79分)
DF 24 川口(←16片山、79分)
MF 11 山田康
MF 28 戸嶋(←14小屋松、74分)
FW 35 真家(←19細谷、87分)
FW 45 山本(←17フロート、74分)
上昇気流に乗りつつあるガンバは半田がメンバー外、代わって髙尾がスタメンに名を連ねた。出場停止明けの福岡がCBに入った。前節結果を残した食野もスタメン。ベンチには宇佐美や鈴木らが控える。
レイソルは前節から先発2人を入れ替えた。土屋がCB、高嶺がボランチに入った。ベンチには天皇杯で活躍した真家、山本らが控える。
内容
ガンバが前半立ち上がりからボールを支配すると、11分に先制する。黒川が丁寧に折り返したボールをダワンが蹴り込んだ。レイソルは失点直後のキックオフでロングボールを蹴り込むと、クリアミスを狙ったサヴィオがフリーで合わせるも、シュートは枠を捉えなかった。それでも21分、ショートカウンターを発動。サヴィオのラストパスを左サイドから細谷が蹴り込んで、試合を振り出しに戻した。前半は1-1で折り返す。
後半立ち上がりにガンバがいきなりゴールを奪う。46分、スローインからボールを奪い返すと食野に展開。得意のカットインで切り込んだ食野の渾身の左足のゴラッソが突き刺さって、ガンバが再び勝ち越しに成功する。レイソルも53分、サヴィオのパスを受けたフロートが強いシュートを放つも、東口がビッグセーブ。63分にはまたも悪夢がレイソルを襲う。アラーノがゴール前に走り込むと、後方から椎橋が手をかけてPKの判定に。VARチェックの結果、DOGSOの判定で退場処分となった。PKをアラーノ自身が蹴り込んで3-1。レイソルは途中から入った山本が83分に切り込んで左足も決められず。そのまま試合は3-1で終了した。
スタッツ
終始ボールを支配したガンバは、ポゼッション率63%を記録した。しかしレイソルはシュート数17、枠内シュート数も10とチャンスを作ったが、決め切る回数は1度だけであった。後半にトーンダウンしたガンバに対して、CKの数を増やしたレイソルだったがこれもモノに出来なかった。
キーモーメント
ガンバの3点目のシーン。右サイド深くからマイナスのボールに合わせたのはアラーノ。土屋が完全にかわされたところ、後ろから椎橋が手をかけてしまいPK。そしてVARで椎橋は退場となった。
1点目同様に、中盤から飛び出してくる選手を掴めていなかった。この試合の中盤の組み合わせではレイソルが不利で、尚且つアラーノや食野は再三中央にポジションを取った。ガンバの秀逸なポジショニングはレイソルを終始苦しめた。
2試合連続で退場者
この試合の前半は追い付き悪くない内容だった。しかし後半ミスから失点、そして退場と悲劇に襲われた。両方に絡んでしまった椎橋は、辛い夜になってしまった。
明らかにチーム全体の流れや雰囲気が悪い。チームがバラバラになりつつあるように見えた。滅多に怒らない高嶺も、終盤に黒川に対して攻撃した。幸いにもこの後リーグ戦は中断期間となるため、リフレッシュの時間はある。
この期間に立て直さなければ、井原監督の信頼もさらに下がる。新しい監督を探す事も考えられるだろう。戦術うんぬんの前に、チームの雰囲気をガラリと変えるきっかけが必要だ。
＊写真はすべて筆者が撮影
