10/20(金)にJ1の浦和レッズvs柏レイソルの試合が、埼玉スタジアム2002で開催される。目標は異なるが両者にとって落とせない一戦になる。ここでは対戦相手の浦和レッズについて分析する。
これまでの戦い
リカルド監督からスコルジャ監督に変えて2023シーズンをスタートさせた。前監督のスタイルを継承しつつも、チームに規律と競争を生み出した。酒井宏樹をキャプテンに指名し、西川や興梠といったベテラン勢、関根や秋本ら中堅、そして伊藤や早川に代表される若手とバランスよく融合されている。
またACLのタイトルを獲得したことで、チーム内の雰囲気も一段と良くなっている。ルヴァンカップも決勝に進出し、リーグ戦も3位の好位置だ。レッズの固い守備網を攻略するのは容易ではなく、最終的にはGK西川も立ちはだかる。近年レイソルにとっては非常に相性が悪い相手で、今シーズンの日立台でも0-3の完敗を喫した。
直近の試合
ルヴァンカップ準決勝で横浜F・マリノスと対戦し、2-0の勝利を収めた。第1戦を落としていただけにホームでの勝利がマストだったが、早川のゴールはVARで取り消され前半を無得点で終える。すると後半開始から変化を与える。2列目の並びを変え、右サイドに小泉を置き、早川を左サイドに配置。ゴール前まで侵入することができるようになり、相手のペナルティーエリア内でのファールから2度のPKで勝利した。
この日はサイドバックに関根と荻原を据える攻撃的な布陣を採用したが、やはり要所要所での固い守備が光りマリノスを無得点に押さえ込んだ。高校生の早川も堂々としたプレーを見せてPKを獲得、勝利に大きく貢献した。レイソルはポジションチェンジをしてくるレッズの攻撃陣をタイトなマークで抑え、サイドバックの裏のスペースを素早く突きたい。
ホームでの雪辱を果たせるか
カップ戦のファイナリスト同士の対戦となったこのカードは、近年の対戦成績では圧倒的にレイソルが不利である。そして前回対戦では不甲斐ない戦いにより、レッズサポーターからJ2柏コールを浴びせられた。
あの時とは全く別のチームになったレイソルだが、サヴィオが出場停止、犬飼が契約により出場出来ず。細谷もU22日本代表により出場が危ぶまれる。主力選手がいない中、ベンチメンバーが奮起しなければ難敵から勝ち点を奪うことはできないだろう。終盤になって総力戦となった今、底力を発揮したいところだ。